図書目録トウキョウワン デ サカナ オ オウ資料番号:080004603

東京湾で魚を追う

サブタイトル
編著者名
大野 一敏 著者/大野 敏夫 著者/加藤 雅毅 編者
出版者
草思社
出版年月
1986年(昭和61年)11月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
255p 図版21枚
ISBN
4794202601
NDC(分類)
664
請求記号
E664/O67
保管場所
地下書庫江波戸図書
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書 江波戸昭氏旧蔵資料
目次

まえがき
第1章 東京湾で魚をとるって、本当?
どっこい、漁師は生きている
二艘巻きの巻網の編成
巻網は知事が個人に与える許可漁業
東京湾はいまも豊饒の海
三ヵ統が共同経営体制をとる船橋の巻網
外海より恐い内湾の風と波
第2章 乗り起き準備と春の海
乗組員の確保と契約条件
休漁時の船の整備と点検
スズキ網とイワシ網のはなし
ボラ漁から始まる春の海
第3章 炎天下にスズキを追う
スズキの主漁場、木更津の盤洲
沖ダカ、他船の動き、当て網
二トンの魚群でも幅は三、四メートル
魚群を発見、スズキを巻く!
活魚でその日のうちに市場へ
大漁か空っぽかのスズキ漁
スズキの隠しヤマが消えた!
第4章 勇壮な秋のイワシ漁
江戸前の入梅イワシと秋イワシ
イワシはトリヤマ、朝狙い
ひと網百トン、東京湾でのビッグ・キャッチ!
戦争直後のコザラシ漁の思い出
第5章 ウタセは風で働き、アグリは凪で働く
三百年つづいた江戸前漁師
乗り起き前の春のミオ掘り
幕府の御菜浦だった船橋浦の漁暦
風とヤマのはなし
船は帆まかせ帆は風まかせ、風で働くウタセ漁
小型巻網ロクニンのフナオケ修業
海よりほかに友はなし
第6章 ノリづくりに追われた日々
仕事が三分に、まわしが七分
採苗、秋ノリは盤洲、寒ノリは万石浦
張り込み後、五十日で摘むアサクサノリ
毎日一万枚のノリの生産
ノリづくりで漁師をおぼえる
第7章 沖合への道
盤洲ナレエか菅原ゴチか浦安ミナミが吹けばいい
手入れに明け暮れた綿糸網のころ
父親の一言「おめえ、沖合をやれ!」
気持ちはあせれど魚はとれず
思いついた海図の利用
江戸前の海で魚をとる
船に乗らないと言い出した乗組員
沖合に大切な判断力と集中力
第8章 これからの東京湾を考える
船橋航路の拡幅工事をめぐって
アサリを全滅させた青潮の発生
埋め立てる前の東京湾
東京湾の海底はどうなっているか
船橋漁師を残した石油危機と二百カイリ問題
突如浮上した東京湾横断橋の着工
海を蘇らせたサンフランシスコ湾のベイ・プラン
東京湾会議の旗揚げとイワシ祭り
解説 東京湾、この豊饒と桎梏の海(加藤雅毅)
浅海の高い生産性
漁場としての三番瀬と江戸川の放水
青潮の恐怖-二日から四日で死ぬアサリ
空前の豊漁にわいた三番瀬
一転、大規模な青潮に襲われた三番瀬の一年
豊饒の海はるか

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