山谷曼陀羅

街へ－プロローグ
１　にんげんのるつぼ
どん底
ドヤ
流されて
暴力を受けて
幻覚幻聴
視力障害者
家出
指を食う
もう一人の指を食った若者
養護施設
手配師
２　路上生活者たち
失業と病気の果てに
路上生活者からの「聞き書」
路上に追いやられる高齢者たち
故郷喪失
生命をささえる人びと
３　山谷曼荼羅縁起
大都市の路上生活者－昭和初期と敗戦直後
日雇労働者の「死」
＜地獄でアルコール問題を考える会＞の発足
山谷労働者と結核
「行路変死者簿」と死者調査
死因不明と検死
私の＜山谷曼荼羅＞
＜山谷曼荼羅＞の開眼供養
４　別れ－思い出の人たち
「てんとう虫」の詩
十三銭のうた
人生は一種のパロディ
赤いバラのように－二二号病棟
死出銀河
桜吹雪の日に
５　明日への旅
若者たちとの出会い
平成六年初夏
緊急事態への対応策を考える
おわりに