うえの春秋
第1部 命なりけり
梁楷の「松下琴客」と「?骨」(武者小路実篤)
詩 馬(堀口大學)
座談会 命なりけり(谷川徹三、井上靖)
座談会 親友交歓(志賀直哉、武者小路実篤)
座談会 谷崎順一郎先生を訪ねて(谷崎順一郎、谷崎松子、浪花千栄子)
座談会 わが道をゆく(杉村春子、嶋田卓彌)
座談会 いかるがの春に立つ塔(幸田文、今泉篤男)
下谷生れ(小島政二郎)
百叩き(小島政二郎)
大正中期(広津和郎)
夏(武井武雄)
扇風機(永井龍男)
平和で小さなおとぎの国(竹田恒徳)
記憶のいたづら(辰野隆)
美術随想(谷川徹三)
南北-黄昏どきのユーモア(廣末保)
無帽時代(花田清輝)
妄想一束-ボーシュの「手品師」を眺めつつ(渡辺一夫)
紙魚独言(中野好夫)
春の訪れ(平岩弓枝)
詩 今朝の山道(丸山薫)
別れ(中山あい子)
母の人形(津島佑子)
母あれこれ(渋沢秀雄)
あとひき桜(幸田文)
つきあたり(幸田文)
黒縄の道(水上勉)
詩 動物園(谷川俊太郎)
第2部 下町同窓会
雨に散る枯葉(串田孫一)
座談会 下町育ち(小島政二郎、池田彌三郎)
座談会 音楽学校九〇年(森正、柴田睦陸、佐藤美子)
座談会 うえの往来(飯田蝶子、古今亭今輔、豊島寛彰、宮尾しげを、幸田文、サトウハチロー、菅野彰四郎、高木豊彦)
上野ゆかり(川上澄生)
何もかもいまはむかしのやなぎかな(久保田万太郎)
わがたけくらべ(花柳章太郎)
上野をめぐる想い出(西条八十)
上野の兵隊さん(中川一政)
上野界隈(正宗白鳥)
上野広小路(向坂逸郎)
日本髪(志村立美)
池の端(獅子文六)
不忍池(安藤鶴夫)
思い出多き町(佐藤稲子)
上野とボク(サトウハチロー)
詩 日暮里袴線橋(小野十三郎)
品川沖から(高橋義孝)
上野と私(池波正太郎)
うえの挿話(吉本隆明)
「花ざかりの森」のころ(三島由紀夫)
プライヴァシイ(三島由紀夫)
ぼくの春の日『ちょうど上野駅のような心』(谷内六郎)
上野との関係(長部日出雄)
マロニエの花(安住敦)
上野広小路(E・G・サイデンステッカー)
第3部 芸を語る
詩 二月の賦(金子光晴)
座談会 能を語る(櫻間道雄、大河内俊輝、武智鉄二)
座談会 武智歌舞伎二十五周年(武智鉄二、坂東三津五郎、中村扇雀)
座談会 寄席と噺家(桂文楽、藤浦富太郎、武智鉄二)
座談会 三遊亭圓朝(林家正蔵、尾崎秀樹)
ティグリス/ユーフラテス文明展に寄せて(三笠宮崇仁)
古代の美(杉山寧)
「モナ・リザ」のこと(高階秀爾)
ふたつのウエノ(林光)
博物館に関する十二章(抄)(野間清六)
座談会 間の研究(西山松之助、東恵美子、武智鉄二)
座談会 映画人生五十年(吉村公三郎、荻昌弘)
座談会 ことばを語る(木下順二、柴田武、山本安英、武智鉄二)
座談会 越後瞽女日記(斎藤真一、木村東介、水上勉、西山松之助、谷川徹三、武智鉄二)
第4部 星の降る夜の話
マンガ 恋のレッスン(佃公彦)
座談会 星の降る夜の話(星新一、村山定男)
座談会 現代こども気質(岡野俊太郎、杉浦宏、無着成恭、荻さく子)
座談会 上野のお巡りさん(飯島進一、大輪雅喜、佐藤利助、渡辺智子、加太こうじ)
白い馬(別所実)
こけ(有馬頼義)
蓮とともに一代(大賀一郎)
動物学八十年(岡田要)
詩 うえの動物園(宗左近)
けもののセックスを学ぼう(今泉英一)
下町のコメディアン(榎本健一)
下町は楽し(益田喜頓)
スウェーデンは本当にフリーSEXの国か?(九里洋二)
アメ横うろうろ(田中小実昌)
牛と天丼(田代光)
対局と時間(米長邦雄)
下町のひとびと(渥美清)
第5部 上野歴史散歩
小林清親「上野公園之景」(大西芳雄)
上野と伊賀上野(司馬遼太郎)
花は上野(三遊亭金馬)
下谷名所記(今井金吾)
上野公園の開設(川崎房五郎)
上野と文明開化(木村毅)
上野事始め(宮尾しげを)
下谷散策-谷中の墓地(野田宇太郎)
電車唱歌(田河水泡)
座談会 「松方コレクション」を語る(富永惣一、坂倉準三、須賀利雄)
座談会 康康・蘭蘭とともに(中川志郎、本間勝男、田辺興記、幸田文)
座談会 上野は緑に甦った(梶本保邦、三橋一也、村木和雄、江頭成人、須賀利雄)
座談会 上野桜木町界隈(神田尚順、高橋邦太郎、星谷安久利、須賀利雄)
詩 八月の上野(鈴木志郎康)
動物園日記-インディラ物語(古賀忠道)
上野の大水族館誕生(杉浦宏)
動物園紳士録(中川志郎)
新東京都美術館完成に際して(前川國男)
上野の駅は怒ってる(須賀利雄)
先生ありがとうございました(須賀利雄)
あとがき
上野のれん会加盟店