図書イケブクロ ノ アジア ケイ ガイコクジン080003690

池袋のアジア系外国人

サブタイトル1~10
社会学的実態報告
編著者名
奥田 道大 編著/田嶋 淳子 編著
出版者
めこん
出版年月
1991年(平成3年)5月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
350p
ISBN
NDC(分類)
334
請求記号
E334/O54
保管場所
地下書庫江波戸図書
内容注記
和書 江波戸昭氏旧蔵資料
目次

まえがき
第一章 なぜ池袋にアジア系外国人が集まるのか
衰える大都市
居住者としてのアジア系外国人
第2章 アジア系外国人は何を考えているのか
被調査者の属性
滞在の目的及び滞在期間
居住地区分布および居住環境
生活拠点化の要因
対人関係
日常生活の断面
生活の満足度
まとめ
第3章 地元の人は何を考えているのか
被調査者の属性
外国人居住者の増加に対する地域住民の認識
外国人との関係別に見た地域住民の対応
地域住民から見た外国人居住者の生活の諸相
外国人の増加に対する地域住民の意識
まとめ
第4章 アジア系外国人の声
まわりはみんな中国人。西池袋の外国人専用アパートに暮らす福建人、男性、二三歳、未婚。
観光をかねた語学研修。日本人に対する評価が厳しい香港青年、二五歳、西池袋在住。
近所の人にトラブル・メーカーといわれる上海人、男性、三二歳、東池袋在住。
大卒でさらに日本の大学をめざす韓国女性、二八歳、東池袋在住。
「中国人は嫌い」といわれても我慢するしかない。浙江省出身、女性、三一歳、既婚。
日本での民主化運動支持のデモに参加、今は国に帰りたくない。北京出身、男性、三四歳、既婚。
日本に来てできない我慢もできるようになったという上海人、男性、二六歳、未婚、西池袋在住。
滞日三年だが、日本人の友人が少ないとなげく、バングラデシュ人の専門学校生、男性、二二歳、南池袋在住。
来年三月で専門学校を卒業予定、日本での就職を希望するタイ人女性、二八歳、東池袋在住。
子供のことを考えれば、いまさら台湾へは帰れない。滞日一〇年、外人ハウスの管理人、女性、四二歳。
滞日七年、いまだにたどたどしい日本語の台湾人男性、四一歳、西池袋在住、既婚。
滞日四年の韓国人宣教師の奥さん。子供二人を公立学校にかよわせ、韓国人駐在員の家族を対象に祈祷会をもつ。
第五章 地元の人の声
まちづくりに関わって六年、東池袋で自営業を営む男性、四二歳。
外国人があまり増えると困りますねという、理髪店経営者の女性。四〇歳、西池袋在住。
日本生まれで中国国籍の中華料理店経営者、女性、西池袋在住。
東池袋に住んで二代目、商店街役員、男性、五〇歳。
東池袋に住んで四〇年、外国人でも仕方ないというアパート経営者、女性、七〇歳。
外国人の集住化が進む西池袋K町会の町会長、男性、六六歳
西池袋で留学生の下宿を三〇年、今でも家族ぐるみでつきあう人もいるという女性、七三歳。
アジア系外国人を積極的に受け入れるべきというアパート経営者、女性、七〇歳、西池袋在住。
銭湯にもアジア系外国人。銭湯の経営を引き継いで九年、男性、四一歳、東池袋在住。
外国人を受け入れるべきではないという不動産業者、男性、四九歳、西池袋在住。
隣のスリランカ人とつきあう主婦、四七歳、東池袋在住。
第六章 街で何が起きているのか
アジア系外国人の定住化に伴う問題群
公的サービス領域との繋がりにおいて
行政の対応
アジア系外国人問題と日本のコミュニティ
あとがき