神奈川県における農村市場の現状と問題点 上
はじめに
まえがき
神奈川県農村市場調査委員会
第1章 神奈川県農業とその市場関係
県内における工業化と労働市場の展開
工業化にともなう農地市場の展開
県内食糧市場の拡大
神奈川県農業の市場関係と階層分化
神奈川県農業の市場関係と主産地形成
東京を中心とする全国市場体系の変化と神奈川県農業
県内市場の展開と神奈川県農業
神奈川県農業の重層的市場圏と近郊生産地の性格変化
神奈川県農業と県内市場関係
神奈川県農畜産物の市場性と流通圏
県内流通の増加と流通機構
神奈川県農業の市場動向と課題
神奈川県農業の市場動向
神奈川県農業と市場対策
第2章 流通担当者としての農業団体-青果畜産物流通と共販問題-
青果,畜産物流通における農協の概観
販売事業にみる神奈川県農協の特色
主産地の分布と農協共販
農協共販の機能分析
共販の個制的機能
流通担当者としての性格
任意組合の役割
分布と活動の実態
任意組合の性格と機能
地場流通と共販
問題の所在
出荷市場圏の問題
農協共販の問題
第3章 神奈川県そ菜流通の実態と展望
そ菜生産と農家経営
そ菜作の動向
そ菜作の地域的分布
そ菜経営の地域的類型形成
そ菜市場とそ菜流通
そ菜の市場圏
そ菜市場体系と県産そ菜
東京市場体系下の県そ菜流通
神奈川県そ菜流通のバランス
価格形成機構と価格
価格形成機構
産地市場体系の変貌
そ菜価格の形成
そ菜の産地流通と共同販売
消費地流通条件下の産地流通
農協共販
そ菜流通の展望と課題
そ菜流通の展望
価格安定の課題
付,福羽苺
福羽いちごの生産と農家経営
対市場関係における福羽苺の特徴
福羽苺生産における地域的傾向
福羽苺の栽培農家の組織と奨励
若干の問題点
第4章 神奈川県における甘藷の流通構造
問題の限定と概観
問題の限定
甘藷生産の動向
甘藷の経営的性質
需要動向
食用甘藷市場の動向
甘藷流通機構
甘藷需要の動向
用途別甘藷需要動向
酒造資本の動き
澱粉資本の動き
生菓用甘藷市場の動向
甘藷生産の動向
本県甘藷生産の動き
甘藷生産の階層性
甘藷の流通機構
経営形態と流通対応
酒造原料甘藷の流通機構
澱粉原料の流通機構
食用甘藷の流通機構
第5章 神奈川みかんの流通の実態と問題点
みかん生産と市場
みかん市場の全国的動向
神奈川みかんの県内生産
神奈川みかんの市場立地とその特徴
個別産地分析
個別経営とみかんの結合
生産構造の階層性
個別産地の拡大化条件
販売機構
市場別流通形態
系統販売機構
農協出荷と商人出荷
市場対応の特質
地方市場結合とその拡大化
原料市場結合とその動向
神奈川みかんの価格問題
流通の問題点と展望
産地の経営動向
共販をめぐる課題と条件
特殊市場対応の課題と条件
第6章 繭需給構造の変化と流通機構
はしがき
製糸資本による原料市場の変化
問題提起-原料市場の変化
原料地盤変化の推移
地盤分散の基礎-製糸資本の再編
製糸の再編過程による県内原料市場の変化
繭の生産(供給)条件の変化
本県の繭生産の特色
桑園の動き
掃立,生産量の動き
農家階層構成の変化と養蚕(事例的検討)
零細養蚕の動向
中・上層養蚕の動向
階層分化の進行と共同飼育
繭流通機構と価格
繭流通のルート
繭売買業者と養蚕農家
最近の繭共販の性格
繭共販と価格
需給構造の変化と繭流通の方向
第7章 神奈川県における鶏卵の流通機構
鶏卵の生産と流通の概況
鶏卵の生産と消費の増大
鶏卵の全国市場の形成
養鶏生産地の形成
神奈川県における養鶏業の特色
本県養鶏業の生産及び流通構造の実態
概況
地域別,階層別生産構造
地域別,階層別技術構造
地域別,階層別流通対応
鶏卵市場の性格
鶏卵の流通径路と流通経費
京浜市場圏の形成
入札市場制度
鶏卵の流通機構
商業資本の性格と流通機能
系統組織の流通機能
養卵の発展と流通機構との関係
多数羽飼育の発展と流通対応
養鶏振興上の問題点
第8章 神奈川県肉豚の流通問題
肉豚流通上における特徴
ぼう大な消費市場の存在
流通媒介体の存在とその役割
肉豚の主産地形成
肉豚流通構造の変化
消費構造の変化と流通
生産構造の変化と流通
資本進出と流通
県下における肉豚流通の問題点
枝肉市場の意義とこれからの方向
系統共販とその問題
農家養豚の多頭化とその方向
豚商の立場と今後の問題
資本進出と対応策