水源林80年のあゆみ
第1章 水源林と水道事業 水源林の概要
水源林の水道事業に占める地位 水道水源等の現状
水源林の役割
第2章 経営の現況 森林の現況
経営の基本方針 経営計画
森林の取扱い方針及び施業区分
造林事業 地ごしらえ
植栽
下刈
除伐
枝打
森林の管理と保護 歩道
山林火災防止対策
気象災害と森林国営保険
生物害
治山事業
林道事業 水源林の林道
管轄外林道
立木処分
管理組織
水源林地域の市町村 奥多摩町
小菅村
丹波山村
塩山市 (一の瀬高橋)
第3章 水源林のおいたち 概要
多摩川の利用と管理 江戸時代の多摩川
明治初期の多摩川
山林原野官民有区分
三多摩の境域変更
水源林経営の変遷 東京府の水源林経営
東京市の水源林経営
第4章 経営計画の推移 経営前期の計画と推移 当初の経営計画(明治34年~大正11年=22年間)
第2次経営計画(大正12年~昭和12年=15年間)
第3次経営計画(昭和13年~同22年=10年間)
戦後の経営計画 第4次経営計画(昭和22年~同30年=9年間)
第5次経営計画(昭和31年~同40年=10年間)
第6次経営計画(昭和41年~同50年=10年間)
第7次経営計画(昭和51年~同60年=10年間)
第5章 治山事業、林道事業の実績と経過 概要
水源林における治山事業 経営初期の治山事業
昭和前期の治山事業
戦後の治山事業
水源林における林道事業 甲府青梅線の開設
山梨県下の林道の開設
東京都下の林道
第6章 その他の事業経営 苗木養成と苗圃 経営初期の苗木養成
戦後の苗木養成
気象観測と森林水文調査 気象観測
森林水文調査
人工降雨事業 予備実験の開始
経常業務化への発展
水栓柱の作製
素材生産及び製材事業
製炭、製薪事業
簡易パルプ生産事業
講習会等の開催
第7章 管理機構の変遷 東京市の水源林の管理機構
請願巡査の駐在
東京都制施行と水源林の管理機構
戦後の経営再開と管理機構
第8章 水源林の取得経過と部分林制度の沿革 水源林取得とその経過 水源林取得の概要
東京府の水源林取得
東京市の水源林取得
公私有地の買収
小河内貯水池周囲林の所管替
事業所用地等の取得
水源林用地の譲渡
部分林制度の沿革 部分林の設定経過
部分林の推移と契約変更
第9章 水源林の保護 保安林制度 明治初年までの水源林の保護
保安林の指定状況
現行保安林制度の概要
国立公園の指定 指定の経過及び理由
国立公園の概要
特別地域の指定
その他の制度 地域森林計画
砂防指定地
特別鳥獣保護区
小河内貯水池上流集水地区内の鉱区禁止地域の指定 小河内貯水池の集水地域
地域的特性と指定申請にいたる経過
鉱区禁止地域の指定申請
第一次指定
指定保留地域の取扱い
保留地域全域の禁止指定要請
青岩鍾乳洞の県天然記念物の指定
第10章 水源林と関係地域との諸問題 江戸時代の水源地対策と入会権
森林の官民有区分と住民の抵抗
入会慣行の整理と森林の払下
水源林の立木特売権 府有林の入会権放棄と立木の特売権の付与
市への府有林特売権の継承
立木の特売権に関する契約事項
三箇町村交付金制度 交付金制度への移行の経過
交付金制度の内容
交付金の現況
萩原山恩賜県有財産保護財産区管理会
塩山市神金財産区管理会
わさび田の耕作 丹羽山村、小菅村における経過
その他のわさび田
天祖山における石灰石採掘 地域の概要
開発前の概要
当初貸付
暫定貸付
第2次貸付
水源林における訴訟事件 萩原山の村税賦課問題
小菅村笹畑地区の境界確認問題
林道泉水谷線における転落死亡事故訴訟
林道小菅線落石負傷事故損害賠償調停請求事件
第11章 これからの水源林 経営の技術面での対応 水源かん養機能の向上
更新(伐採、造林)事業
治山事業
林道事業
情報の収集
地域社会への対応 流域の保全
地元市町村
地場産業と労働力
挿話 水干のはなし
水源林の四季-春、夏、秋、冬
水源林の峠-柳沢峠
大菩薩峠
水源林に残る昔話-おいらん渕
お常の泣き坂