図書ウキヨエ ニヒャクゴジュウネン080002088

浮世絵二百五十年

サブタイトル1~10
編著者名
高橋 誠一郎 著者
出版者
中央公論社
出版年月
1939年(昭和14年)9月
大きさ(縦×横)cm
26×
ページ
35,254p
ISBN
NDC(分類)
721
請求記号
C721/Ta33
保管場所
地下書庫中公新社
内容注記
再版(限定版) 帙入 画家人名索引:p245-254
和書
目次

序に代へて
母子(鈴木春信筆)(木版覆刻原色刷)
口絵原色版(自第一図至第四十二図)
口絵単色版(自第一図至第七十三図)
本文
錦絵以前
分業芸術浮世絵版画
町人天下、展び得ざる資本力
新興町人階級を顧客とする店借り平職人の芸術、縫箔屋の倅菱川師宣の創めた墨刷版画
丹絵時代を代表する劇場附属画工鳥居清信
職業的自負と商人的才能とを有する紅絵商奥村政信
筆彩版画に代れる紅摺絵
御用絵師と版下絵師の中間的地位を厳守せるの観ある宮川長春。絵本と肉筆の画家、西川祐信
錦絵初期
江戸有閑市民の好事に発した錦絵の画家鈴木春信。安価なる室内装飾品、柱絵の名手磯田湖竜斎
民衆芸術家歌舞伎俳優の似顔絵師、勝川春章と一筆斎文調
浮世絵の国民的統一国家の形成に対する貢献。異国情調の浮絵。歌川豊春と北尾重政
錦絵中期
江戸の町人文化爛熟期を代表する鳥居清長
家禄五百石の家柄より出でゝ浮世絵師の群れに投じた鳥文斎栄之
国民的需要を有する江戸の特産物、版画芸術の声価の為めに努力せる喜多川歌麿
座元の後援によつて花々しく売出された豪華版役者絵の作者東洲斎写楽
高級嫖客向遊女絵本と北尾政演
錦絵末期
錦絵に対する官権の圧迫と其の生産の営利化
版元の横暴を憤りながら濫作に一生を終つた渓斎英泉
江戸小市民階級の低劣なる趣味に迎合せんとする歌川豊国
末期的世相の反映、五渡亭国貞
嵐の前の際物画家、一勇斎国芳
労作七十年、終に赤貧の境涯を脱し得なかつた葛飾北斎
江戸と京都を唯だ一筋に結びつけた東海道の画家一立斎広重
時局版画及び諷刺版画によつて余命を続けた浮世絵。新興写真芸術の為めに逐はるゝ東錦絵
時勢の変化を表示する明治版画
画家人名索引
図版目録あり