図書目録ボウリョクコウ資料番号:080001857

暴力考

サブタイトル
編著者名
ソレル ジョルジュ 著者/西川 勉 訳者
出版者
中央公論社
出版年月
1929年(昭和4年)12月
大きさ(縦×横)cm
23×
ページ
420p
ISBN
NDC(分類)
309
請求記号
C309/So55
保管場所
地下書庫中公新社
内容注記
Reflexions sur la violence.の翻訳
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

訳者序
第一版前詞
第三版覚書
序論
ダニエル・アルビイへの手紙
第1章 階級闘争と暴力
貧困なる集団の富裕集団に対する闘争、―階級分裂論に対するデモクラシーの反対、―社会平和の買収手段、―
暴力根絶に関する幻想、―調停の機構とそれが罷工者に与へる刺戟、―社会立法に於ける恐怖の影響とその結果
第2章 ブルジヨアの頽廃と暴力
恐怖を弄ばねばならぬ議会主義者、―パーネルの方法、―議会派社会主義諸団体の根本的一致点、即ち、決疑論
平和に依るブルジヨアの堕落、―マルクスの必然観、―前時代の社会的諸関係の回復に関し暴力の演ずる役割。
革命と経済的繁栄との関係、―仏蘭西革命、―基督教の勝利、―未開人の侵入、―世界を脅かしてゐる危険。
第3章 暴力に対する偏見
革命に関する旧観念、―一八七〇年戦争と議会制に由来する変化。
ブルジヨア的兇悪に関するドルモンの観察、―司法的第三階級と裁判所の歴史、―国家崇拝に反する資本主義。
ドレイフユース派の態度、―革命に対するジヨオレスの見解、彼の成功讃美と失敗者に対する憎悪。
ブルジヨア的伝統の放棄の証拠としての反軍国主義。
第4章 プロレタリアの罷工
議会派社会主義の混乱と理義明白なる総罷工、―歴史上に於ける神話、―経験に依つて実証されたる総罷工の価
マルキシズム完成の為になされたる討究、―総罷工から出発してマルキシズムに光明を投ずる手段、即ち、階級
総罷工に反対する科学的諸偏見、科学に関する諸疑念、―思想の明白なる部分と曖昧なる部分、―議会の経済的
第5章 政治的総罷工
政治家たちのサンヂカ利用、―議会への弾圧、―ベルギイ及びロシアに於ける総罷工。
二種の総罷工概念に相応する二個の思潮の相異、―階級闘争、―国家、―思想的選良。
政治家たちに依つて培はれる嫉妬、―英雄主義の源泉としての戦争、及び掠奪としての戦争、―プロレタリアの
権力と暴力、―権力に関するマルクスの思想、―プロレタリアの暴力に対する新学説の必要。
第6章 暴力の倫理
ビユローの観察とルウジエの観察、―殉教徒の時代、―破局的神話に依り極小暴力を以ての決裂の可能性。
学校と工場に於ける野蛮性旧習慣、―危険なる諸階級、―智能犯の横行、―軍事探偵・間謀等。
保守党を脅す可く通過した一八八四年の法律、―ワルデツク・ルソオ内閣に於てミルランが演じた役割、―居中
道徳に於ける崇高精神の探求、―プルウドン、―英国労働組合内に道徳的生成なし、―独逸に於ける崇高精神と
第7章 生産者の道徳
道徳と宗教、―道徳に対する民主党の侮慢、―新学派の倫理的執心。
世界の未来に関するルナンの不安、―彼の先見、―崇高精神の必要。
ニイチエの倫理学、―道徳の発生に於ける家族の役割、プルウドンの理論、―アリストートルの倫理学。
カウツキーの仮説、―総罷工精神と自由戦争精神の類似、―この精神が議会派間に喚起した恐怖。
高級生産工場に於ける労働者と、芸術家と、自由戦争に於ける軍人、―一切の制限を超駕せんとする慾望、―正
附録 自力救済弁護論

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