図書カキ ノ ヘタ080001661

柿の蔕

サブタイトル1~10
編著者名
坪内 逍遥 著者
出版者
中央公論社
出版年月
1933年(昭和8年)7月
大きさ(縦×横)cm
23×
ページ
300p
ISBN
NDC(分類)
914
請求記号
C914/Ts21
保管場所
地下書庫中公新社
内容注記
和書
目次

序談
漫談奉仕
座談筆記おことわりの事
其理由
耳聞目睹も当にならず
昔話
二葉亭の事
彼れの幼時
ちよつと言ひわけ
明治廿三年の文士会
表現苦時代
何もかも一足飛び
伝統の惰力
二葉亭の表現修行
口語体の創始
美妙の抱負
「自由ノ太刀余波鋒」
真砂町時代の交遊
はじめての関西旅行―其頃の「大朝」
主義者としての二葉亭―彼れは社会主義者か?
彼れは帝国主義者か?
内田魯菴の観た二葉亭
二葉亭の北京警務学堂時代
矢崎嵯峨のやと二葉亭
二人の争論
二葉亭が読んだといふ英文のマルクスとは何書か?
マルクスが初めて我国へ紹介されたのはいつか?
新時代精神と二葉亭
私と彼れ
自分は理想へ、彼れは現実へ
記録の欠けた四五年間
斎藤緑雨と内田不知菴
間接に知つた二葉亭の消息
ルーディンからバザーロフへ
彼れの苦悶時代
満鮮方面への放浪を企てる
父の病死に次ぐ彼れが心気の転向
彼れの卅六歳以後
朝日新聞社時代及び其死
二葉亭余談
活歴劇「桃山譚」の今昔
此劇と私
歌舞伎に一紀を劃した「活歴」
明治十三年及び廿九年の「地震加藤」
新釈と旧釈、果してどちらが妥当か?
芸術上に於ける写実の位置
一羽の軍鶏に数十枚の下絵
写生は芸術の第一歩
移用写実の一例?
「牧の方」の政範の落入り、「孤独の落月」の旦元
空想と現実、象徴と写生
能や狂言を理想とするは時代錯誤
新舞踊「隅田川」
写実の第一弊
清正役者としての吉右衛門
「誠忠録」の清正
吉右衛門の「地震加藤」
芸伝統のねばり強さ
歌舞伎に於ける柄の魅力
歌舞伎の存亡問題
梨園外からの劇の指導者
局外指導者の先駆としての学海
劇界の顧問としての福地桜癡
『吉野拾遺名歌誉』
学海の其他の作及び彼れの主張
晩年の彼れ
依田学海著述目録
明治廿三四年ごろの文壇
早稲田同人雑誌の先駆
其関係者
「葛の葉」から「延葛集」へ
故奥泰資
彼れの遺構に描かれた文士の横顔
彼れが遺構の二、露伴子に与ふる書
饗庭篁村の事
劇の鑑賞家としての彼れ
何が彼れの地位を持続させたか?
篁村らをやめて竹のやにしてくれ
明治座劇評
篁村伝の補遺
竹のや余談
ドクトル野口英世と『書生気質』
未知の人からの来状
野口英世小伝
八代大将の事
其実家及び養父
同学時代
一別以後の会見
浅間艦長時代
最晩年
自作上演の追憶
桐一葉の初演
局外作者の作は、とかく不成績
自分の作が上演された第一期
比較的会心の演出
トガキの繁簡
「鬼子母解脱」創作の動機
創作より上演まで

沙翁劇の新演出
なぜ現代劇が栄えないか?
謎の存在としてのシェークスピヤ
俳優術
劇のコトバ
発声法
声のパーソナリチー
コトバづかひに現はれる微妙味
末期活歴のセリフ廻し
俳優と声音
女優の作り声
新劇のセリフ廻し
若女形の女優声
役者似顔絵及び写真
明治の名優と其似顔絵
似ない似顔絵
舞台顔としては不出来の写真
老衰の歌舞伎を診断する
写真目次あり