図書イチネン ユウハン080000759

一年有半

サブタイトル1~10
編著者名
中江 兆民 著者
出版者
博文館
出版年月
1901年(明治34年)9月
大きさ(縦×横)cm
23×
ページ
154,92p
ISBN
NDC(分類)
049
請求記号
C049/N31
保管場所
地下書庫中公新社
内容注記
中江篤介の肖像あり 標題紙の責任表示:中江篤介
和書
目次

第1
一年半の来由
寿命の豊年
一年半は悠久也
世界との交際
超然の怪物弾冠して笑ふ
コルベールの時代
マンチェスター派の賜
国民何くに適帰せん
越路太夫を聴く
戯曲界の一偉観
気管切開の一法あるのみ
果然不具者と成る
聊か哲理的工夫を要す
温泉場の出養生
団平と大隅太夫
大隅太夫の壷坂
技此に至りて神なり
星亨と伊庭想太郎
暗殺は必要なり
灰殻連の欺偽
範彦は呉服屋の帳面に非ず
井上白根今則ち亡し
ロペエスピエール出現せんとす
日本に哲学なし
総ての病根此に在り
経国の二大方針
世界のルーマニヤ
堺市に移る
政友会の運命
伊藤侯は下手の魚釣り
早稲田伯愛す可し
余の元老筆を汗つに足らす
自由党の大度量
進歩党の立後れ
宣言実行は釈迦孔子以上の仕事
憾くば其人なし
玉造と紋十郎の人形
文楽の三絶
津太夫
広助吉兵衛
浜寺の風景
欲填溝壑惟疎狂、自笑狂夫老更狂
自殺論
死後は永劫也
荘周も未だ言ひ得ず
第2
権略は悪字面に非す
大政治家は誰ぞ
大政治家の為す所
大政治家は真面目也
秕販零商の徒
製造難
輸出難
百年の計別に在る有り
何ぞ堕落を怪まん
文学の戦国時代
邦人は二様の生活を為す
焼て紛にして吹散せ
ト筮、観相、風角巫祝
芸妓放つ可し
天下娼妓より必要なるはなし
病の一年半と日記の一年半
小山久之助君
旧門人二十余人
堺市寓居の庭園
余が郷里に松魚有り
余が郷里に楊梅有り
迂なる哉公債売出し
斯民に訴へんのみ
栄誉の地何そ限らん
繁文の〓生する所以
官とは何ぞ
民権自由は欧米の専有に非す
未之有也
考へるとの嫌いな国民
故井上毅君
首尾能く出来たり今日の腐敗社会
政治の自由と経済の自由は別物也
干渉保護豈に巳む可けん哉
讃岐の砂糖と土佐抄紙
工業四種に大別す
農務
水産
鱗界の王公
羊と豕
美なる哉一幅活画図
服装改良論
文学としての謡曲
露伴、紅葉、逍遥、鴎外
日本文章の第一等
世界文章中小品の又小品
翻訳は思軒と涙香
講談落語の名文
日本の演説
俗曲俚歌
議論時文の最なる者五人
近時漢語の杜選
欧洲人の文章
檣壁の落書
婦人の待遇
窮屈は大嫌ひ
諸種の礼式
時間の約束
晏子御者の集会
管理の安心
学士博士に好著なし
是れ亡国の基
洋々大国の風
第3
独英の商工業
井上甚太郎君
政友会中一人ある乎
議員政治家てふ啖人鬼
国家は兎も角も大物也
改革の兆朕既に発せり
疾の一年半は迫る愈よ急
社会の罰を被むれり
攻撃の筆死すれども休まず
兆民居士は学者也
書筐中の旧知
真山民の詩
文人の苦心惟此一事
高青邱
漢詩革新の一法
槐南先生の詩学
故岡松甕谷先生
山陽履軒跣足のみ
団蔵なる哉
今の雷権太夫
此れ或は不公平
近代非凡人三十一人
西園寺侯
近衛公
黒田侯
犬養木堂君
大石正己君
尾崎学堂君
田口卯吉君
島田三郎君
佐々友房君
頭山満君
坂本金弥君
加藤高明君、山本権兵衛君
故黒田伯少しく人に出づ
恐外病と侮外病
日本人は虫持の小児
パークスと大久保公
灰殻者流容喙の権なし
物質の美と愛国心
理化の応用
未来の大発明
巴里倫敦の愛国心
外尊内卑は邦家の大患
洋妾と灰殻
今の外交官
国民堕落の歴史
此外別に名策なし
万朝報の理想団
石碑の後より諸君を祝せん
生ける藁人形の放遂
カフヱーアングレーの羹汁よりも美し
余に於て足れり
徳孤ならず
兆民居士不遇に非ず
附録
国民党生せざる可らず
善忘国民に告く
起よ国民
大耻辱大滑稽
考へざる可らず
其二
其三
経済界
其二
其三
其四
大奮発を要す
笊碁的開化
日本人の生活
士族の政治
盲目的進歩
市会の商業
議権は贓品也
猟官悪からす
猟官は権利也
魂担
貴公子と雲助
高襟党
愚、拙、無造作
嫉妬擠排
潔僻
器用
足るとを知る