図書目録メイジ ミッテイシ資料番号:080000705

明治密偵史

サブタイトル
表裏叢書 2 全
編著者名
宮武 外骨 著者
出版者
有限社
出版年月
1926年(大正15年)7月
大きさ(縦×横)cm
23×
ページ
228p
ISBN
NDC(分類)
210.6
請求記号
C210.6/Mi85
保管場所
地下書庫中公新社
内容注記
発売元:文武堂
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

緒言
上篇
密偵に就ての概説
起原と名称
種類と方法
性格と境遇
利益と弊害
弊害の多かりし明治専制政府の密偵政策
法制上の準密偵と見るべき者
石川丈山は幕府の犬
正篇
戊辰戦争中お互ごツこの密偵
梟首されし幕府方の間諜
豊後の山中にて殺されし政府の密偵
雲井竜雄の帰順部曲点検所に犬
広沢参議暗殺の嫌疑者八十五人
丸山作楽の門弟と成りし犬
政府顛覆党の陰謀露顕
廃藩置県の際に於ける警戒の密偵
密告者を間諜として兇徒を捕縛す
英人ブラツクの新聞社へ犬
自由民権論者を圧迫する為めの犬
佐賀中立党の怪漢前山精一郎
秋月党に接せし間諜穂波半太郎斬殺さる
鈎索の詐術を施せし大蔵省の密偵
忠臣スツパ大高源吾
間諜を使ふよりは言路を開け
評論新聞記者としての犬
間諜を使用する政府の浅智を罵る
渡船の舟子は警察署の密偵
前原の与党を深川佐賀町川側に捕縛す
西郷隆盛等を暗殺せんとせし警視庁警部
西南戦争と官軍の間諜
間諜密偵に変ずる警視警部
以暴報暴の邸宅破毀
官軍の輜重夫が賊軍の間諜と成る
賊軍に捕へられたる間諜
土佐派の陰謀に加はつた政府の犬
過厳なる密偵は憤怨を激成す
岩倉具視暗殺陰謀の巡査
犬に成る者の素性
愛国社の会議を畏れし当路者
言論圧迫は不軌陰謀の基因
水野寅次郎は変節漢に非ずして犬なり
明治政府の密偵たりし原敬
犬時代の原敬
犬を釣る法
新聞記者中にも犬あるか
探偵係ヲ以テ探偵係ヲ探偵スルトハ何等ノ奇事
密偵ハ民情ヲ視察スルノ良機械ニアラズ
探偵政策に就ての周到なる警告論
国事探偵の飴売
隠密探偵ヲ置カルヽハ果シテ何ノ為メゾヤ
犬を徳化せしめよと云ひし板垣退助
蝉と雉に犬
思想善導の請負社
暴行を畏れし暴吏の暴令
密偵に関する新聞雑報(明治十四年)
有栖川宮の左右へ密偵を入り込ましむ
為政者の心に画く幾多の叛民
自己を蔽はんが為めに他を誣ふ
酔て自白す臨時依託の間諜
不平辞職の官吏を装ふ密偵
巡査の職を免ぜられたる無頼漢
自由党改進党に加入せし官の密偵
あさましき犬の横行
犬を入れて叱られし警視総監
殺伐の海南決死党実行委員
密偵の宿所に建てし犬の梟首
立志社員に捕へられたる犬の珍聞
高知山口鹿児島等へ派遣せし隠密探偵
犬同士の吠合ふ珍々奇談
芸妓を密偵として政党員を監察す
犬たる証拠は警部の手紙
鹿児島に入り込みし三種の密偵
盗人ヲ捕ヘテ見レバ我子ナリ
浴衣と思想の裏返し
乱打を加へて口中に毒薬を入る
暴客腕力を以て田母野に迫る
悪県令三島通庸
漢学塾の生徒中にも犬あり
圧制政府顛覆の盟約書と犬
安積戦と偽名せし勝田虎四郎
自由党員松木正守を刺殺せし桜間要三郎
隠密探偵に関する瑣聞集(明治十五年)
近事評論記者の密偵政策痛撃
私立学校の生徒中に政府の犬
警部の使嗾にて新聞社長を暗殺せんとせし犬
民権論者に粧ひし借家人
高田国事犯一件は密偵の虚構
非条理を説破せし巡査忽ち免職となる
秘密探偵の弊害を論ず
天討党の発起者赤井景韶の破獄
面の皮を剥がれし間諜照山峻三
薩長出身の参議連互に間諜を入る
殺されしハダカの屍体
秩父の暴民、婦人の密偵を使ふ
秘密探偵費を詐取せし珍犯人
専制政府顛覆目的の暴動事件と犬
静岡事件の犬は自由党員小勝俊吉
密偵の弊習を説きて政府に警告す
尾のある警察署の犬
明治政府の百日目附
政費節減の一として国事探偵を寛除せよ
高等警察に女間諜を使用すべしとの論
明治専制政府の犬番附
正篇資料残余の総まくり
結論
下篇
民間に行はれし私探偵
別社会監獄内の密偵者
奥様方の密偵
警視庁にイヤがられし雑誌の記事
驚くべき選挙事務員
活版所の犬職工
猥褻本好きの犬
警視庁の犬(画)は風俗壊乱
警視庁の犬たりし中村啓次郎
指切りの起請をせし政府の犬
あばかれし警視庁の犬三疋
犬なるが故に糞を喰はす
自跋

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