関東電信電話百年史　上

刊行のことば
例言
総目次
１　幕末期〈前史〉（嘉永６年～慶應４年）
口絵
この編のあらまし
黒船きたる
鎖国か開国か
電信機，横浜に上陸
夜明けまえ
列強，通信権をねらう
大名とテレガラフ
横浜開港
海外に学ぶ
２　明治前期（明治元年～２６年）
口絵
この編のあらまし
公衆電話はじまる
開設の機運熟す
電信創業に一決
まず横浜で官用通信
横浜から東京へ
電信網ひろがる
長距離，本土を縦貫
電信中央局で「開業式」
関東各地にスピード開通
官用から商用へ
激化事件のかげに
ふえはじめた商業電報
画期的な均一料金制
テレガラフ時代相
東京・横浜に電話開通
舶来電話機第１号
実用はお役所電話から
官営か民営かで大論争
東京－熱海間でモシモシ
電話交換，苦心のスタート
電話需要は急上昇
管理のうつりかわり
工部省から逓信省へ
東京逓信管理局誕生す
お役人の事業経営
３　明治後期（明治２７年～４５年）
口絵
この編のあらまし
日清戦争と電信電話
豊島沖海戦第１報
戦局ととともに
ふくれあがる電話需要
第１次電話拡張計画の曲折
独走する大都市電話
生まれ変わった電話交換規則
京浜－阪神間に長距離通話
機械・線路の改善すすむ
自働（公衆）
電話と交換手
特設電話，小都市に登場
関東に特設電話第１号
とり残される地方都市
電報サービスは向上
日露戦争と電信電話
たたかう電報
電話にみる軍事色
海底線，日米を結ぶ
電話ようやく関東一円に
深刻化する架設難
第２次拡張計画とともに
加入者負担で大増設
新サービス続々とはじまる
大降雪と大洪水
管理のうつりかわり
ゆれ動く管理体制
特異な技術官駐在所
陽のあたらない３等局
応対改善に大苦心
明治おわる
４大正期（大正元年～１５年）
口絵
この編のあらまし
景気にもまれる電信電話
サービス低下にきびしい世論
第１次世界大戦と電信混乱時代
改訂あいつぐ拡張計画
度数料金制と新技術
東京・横浜に度数制実施
新技術，着々と進む
関東大震災おこる
大正１２年９月１日午前１１時５８分
戒厳令下の応急措置
復旧に全力集中
震災に学ぶ
電話はいよいよ“高値の花”
大幅値上げの電話料
架設実費は加入者負担
特殊サービスのいろいろ
待望の自動交換はじまる
バラック庁舎で自動化きまる
白熱する改式工事
かけ方ＰＲに大苦心
東京・横浜に自動局誕生
自動交換こぼれ話
管理のうつりかわり
逓信管理局から逓信局へ
健康管理と厚生施設
労働運動の芽ばえ
黒字経営つづく
５　昭和前期（昭和元年～２０年８月）
口絵
この編のあらまし
大恐慌下の電信電話
ジリ貧をたどる電話拡張計画
通信需要は底をつく
再燃する「電話民営」
不況下にサービス改善
通信事業特別会計とともに
満州事変おこる
宿願の特別会計発足
積極化する公衆サービス
サービスをよくする技術
電信電話も戦時体制
戦争の序曲，２．２６事件
海外通信，続々と開始
大陸経営の動脈・日満無装荷ケーブル
日華事変長びく
戦時統制強まる
技術開発にたゆまぬ努力
太平洋戦争に突入
“聖戦”にすべてを投入
追いつめられる電信電話
大空襲から終戦へ
管理のうつりかわり
あわただしい機構改正
人事管理はやや前進
時流に呑まれる労働運動
堅持した健全財政
６　昭和後期（昭和２０年８月～）
口絵
この編のあらまし
敗戦にあえぐ
のしかかる占領政策
その日暮らしの電信電話
占領軍通信は別世界
東京電話に特別復旧工事
混乱つづく
関東電気通信局誕生
占領軍，通信政策を強行
２省分離と関東電気通信局新設
戦後復興着々とすすむ
成果あがる技術開発
電電公社発足と第１時５ヵ年計画
電通省から電電公社へ
事業の民主化は急ピッチ
走り出した第１時５ヵ年計画
描き出されるサービスの明暗
新サービスの実験場
首都圏構想のもとに
首都圏をつなぐダイヤル直通
新サービスは花ざかり
立ち直る“ドーナツ通信局”
第２次５ヵ年計画の進展
くまなくよいサービスを
岩戸景気で拡大修正
新電話料金制と市外局番再編成
拡張を推進する新技術
前進する第３次５ヵ年計画
大拡張つづく
無電話部落解消へ
東京オリンピックのかげに
転進する電信サービス
関東電話１００万突破と全国ダイヤル
電信電話サービスの長期展望
管理のうつりかわり
経営管理の新体制
労務管理は風雪２０年
注目の総合収支率制度
統計
年表
関東電気通信局の機構
歴代局長
主要参考文献
資料提供者