図書イエ ノ ヒカリ ゴジュウネン ノ ヒト ト ウゴキト080000111

家の光五十年の人と動きと

サブタイトル1~10
編著者名
家の光協会 著者
出版者
家の光協会
出版年月
1976年(昭和51年)11月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
568p
ISBN
NDC(分類)
023
請求記号
C023/I21
保管場所
地下書庫中公新社
内容注記
家の光五十年の年表:p518-547 非売品
和書
目次

はしがき

1 新しい協同組合運動と『家の光』の創刊
将来を見通していた志村会頭
大きく変わる社会に即応
会報の内容改善を考える
五万部の農家向け雑誌を出した男
組合員向けの雑誌が必要だ
「新雑誌発行計画」決済さる
五人の職員で創刊準備に
農林省も支援の意向示す
はっきりしない『家の光』の名付親
支会の協議会で論議を呼ぶ
社会に新しい秩序をつくる
産業組合の新使命と『家の光』

2 創刊当時の試練と苦悩
号を追って減る発行部数
農協の手前味噌では売れない
各方面の内容批判を聴く
『家の光』で組合員の教育を
売るよりまず読んでもらうこと
“読め”とは言わぬ不思議な人物
長野県の二人の協力者
魔術にかかったような婦人たち
雑誌に組合の色をつけるな
編集責任者に梅山一郎
増部しなければ廃刊へ

3 組合員教育に立ち上がった道府県の組合
誌上に読者を登場させる
臨時増刊の発行を思いつく
思いもかけぬ臨時増刊の成功
“目標は一〇万部だったね”
輪読会で組合の話をする
抽象的なお説教ではなしに
精神作興運動の資料に活用
組合員の意志統一の役割
二〇銭の誌代集めに苦労
“世界一の発行部数にもなるよ”
村人との対話の資料に
志村会頭ついに亡くなる
創刊九年めで借金を返済

4 「産組拡充五ヶ年計画」と文化運動
優良な農業事例を掲載
台所改善に注目する
読書活動が生活改善へ発展
“合理的”から“科学的”へ
発行部数飛躍的に増大
利益の三分の一を読者に還元
農村の立て直しは産業組合中心に
五ヶ年計画で百万部達成へ
だれにも読める一戸一冊主義
町村に家の光会を結成
家の光青年会が産青聯へ発展

5 産青聯運動の進展と『家の光』
政治活動へ向かう青年運動
反産運動のはしり
左傾食い止めに産青聯運動
千石さんもアカと呼ばれた
『家の光』を利用した青年運動
組合を立ち直らせた青年運動
反産運動を受けて立つ
反産運動の理論的根拠
千石、産青聯の行動を戒める
編集内容の改善始まる
読者の批判を乗り越えて
青年が情熱をわかす読み物を
大反響の「乳と蜜の流るる郷」
百万部達成にも驕らず

6 迫りくる時局の暗い影
編集陣の充実を図る
『婦女界』はどうして衰退したか
定価を五銭にできないか
収入源として広告料に着眼
有限会社産光社を創立
都市版の発足とその進展
軍部攻勢の波を受ける『家の光』
自由主義の排除はじまる
思想統制と『家の光』の対応
千石副会頭、産組人の意図を述べる
有元部長の補佐に池辺伝を呼ぶ
利用された産業組合の組織
産青聯の要望で内容を改善

7 苛烈な戦局と統制強化
公益団体雑誌協会設立さる
鉄筋の産業組合会館建つ
出版物の内容にまで介入
紙は商品でなく弾丸だ
都市版六年の歴史終わる
二百万部普及計画ついに中止
産青聯は雲散霧消となる
厳しくなる『家の光』記事の検閲
時局に対応して機構改革
情報局も知った『家の光』の影響力
創刊十五周年の記念事業
しだいに逼迫する雑誌用紙

8 家の光協会の独立
官僚指導型の農業団体統合
そのまま引き継がれた家の光部
出版企業整備要綱決まる
『家の光』の威力を知る古橋中佐
反対の多い家の光の分離
みごとな小平氏の腹芸
難航の独立とその陣容
自由主義最後の砦になるか
決戦状態にはいった家の光事業

9 終戦と新時代への志向
地方の指導者養成へ
任務推進に努めた婦人部員
用紙を樺太までとりに行く
印刷所の地方分散を図る
困難を極めた出張所の運営
防空服で二十周年記念式典
編集について総司令部に質す
地方から三つの新提案
海音寺潮五郎の投書の主旨
部数ついに二五万に下がる

10 文化団体としての態勢充実へ
戦犯出版社として追求される
日本出版協会を脱退
戦時中の役員総退陣
用紙対策本部を設ける
急場の故紙回収運動
青年層の伴侶『地上』生まれる
家の光の読書運動始まる
出版物の販売は一つの手段
東畑博士ら理事に就任

11 新時代に対応する教育事業
国務省のウェブスター来会
創意くふうで開く新しい道
突貫工事で新事務所完成
内容充実に積極策を採る
続々登場する新企画
全中への合併論起きる
全中に教育部新設さる
難航した農業婦人部の結成
「家の光家計簿」を付録に
新しい理念による事業計画
読者の協力でできた「家の光会館」

12 農業構造改善と家の光事業
単行本の出版事業始まる
農民の気持になって編集
二つの特異な出版企画
九州と北海道に出張所
読者の要望で五つの地方版
本格的になった広告事業
日本最初のスライド制実施
農業基本法と編集の対応
児童雑誌の発行を考える
苦闘する『子どもの光』
世界の農村の児童画集を刊行

13 新陣容で使命に邁進
沖縄にできた農業組合
沖縄、家の光協会の会員となる
文化運動にも大きな変革が
高度経済成長との調和に苦慮
下から盛り上げる運動を
家の光、テレビ事業に着手
有機的に結ばれた電波と活字
つぎつぎに出る『地上』の新企画
国際的に高まる家の光の評価
協会幹部の交替で新陣容

家の光五十年の年表
人名索引
あとがき