創業百年史
１００年を回顧して（近藤鎮雄）
発刊にあたって（相浦紀一郎）
第１章 海運業の揺籃期
近代的海運業の生成
日本開国と海運業
開国前後の東洋における海運業
明治維新と海運業
海運保護政策の展開
大阪商船会社の設立
大阪商船会社の創業
創業時の経営
業績
三井物産の海運業進出
三井物産の設立と石炭
創業期の海運業
業績
第２章 海運市場の拡大
日清・日露戦争と海運業
日本海運業の拡大
社船の遠洋航路への進出
社外船主の台頭と三井物産
大阪商船の発展
経営の近代化
戦争と航路の拡充
業績
三井物産船舶部の設立
三井物産の発展と船舶部
海運業の展開
業績
第３章 第１次大戦期における飛躍
大戦ブームと日本海運
海運ブームと社船航路の伸張
社外船の飛躍的発展
日本船主協会と日本海員組合
大阪商船の遠洋航路伸張
第１次世界大戦と大阪商船
海外航路の躍進
業績
三井物産船舶部の拡充
第１次世界大戦と三井物産
海運業の飛躍的拡大
業績
第４章 慢性不況下の海運
海運不況
日本経済の不調と海運業
社外船による定航進出
定期航路の再編成
大阪商船の積極策
合理化と郵商協調
不況期における積極策
業績
三井物産船舶部のコモンキャリヤー化
経営方針と経営組織
経営活動の自立化
業績の推移
第５章 日本海運業の躍進
日中戦争と海運
戦時経済と海運業
日本海運業の組織化
大阪商船の躍進
経営方針と経営組織
航路の再編成
業績の推移
三井物産船舶部の飛躍
経営方針と経営組織
経営活動の拡大
業績の推移
第６章 戦時統制下の海運
日本商船隊の崩壊
船舶運営会の成立
太平洋戦争末期の日本海運業
船舶運営会の活動
船舶運営会の設立
船舶運営会の役割・組織・機能
戦時下の海員
戦時下の大阪商船
戦時下の経営方針と組織
戦時下の経営活動
業績の推移
三井船舶株式会社の独立
三井船舶株式会社の設立と経過
戦時下の経営活動
業績の推移
第７章 占領下の海運業
占領政策と海運管理
日本経済の苦境
崩壊状態の海運業
占領政策と日本経済
ＧＨＱの海運管理
占領政策と大阪商船・三井船舶
戦時補償打切り・賠償問題と両社
財閥解体・集中排除と両社
公職追放・人的支配力排除と両社
企業再建整備と両社
労働組合の結成と両社
海運管理下の大阪商船・三井船舶
船舶運営会による海上輸送
船隊の再建と助成策
大阪商船の業況と業績
三井船舶の業況と業績
第８章 海運業の復興
激動の海運復興
民営還元から朝鮮戦争ブームへ
ブーム後の競争と協調
利子補給・損失補償制度の導入
スエズ・ブームとその影響
大阪商船の国際海運界復帰
経営方針と組織機構
国際海運界への復帰
業績の好転とその限界
三井船舶の積極政策
経営方針と組織機構
積極策の推進
業績の不安定性と資金調達
第９章 長期海運不況と海運集約
高度経済成長下の海運不況
高度経済成長と海運業
海運市況低迷と経営の悪化
海運保護政策から海運集約化へ
海運不況下の大阪商船
経営合理化の戦略と機構改革
定期航路拡充の限界と不定期部門の強化
業績の低迷と整備計画の展開
三井船舶における合理化の推進
合理化遂行の経営方針と組織機構
定期航路の再編成と専用船船隊の拡充
慢性的業績不振と資金調達
大阪商船と三井船舶の合併
海運企業の再建整備
海運業の集約過程
大阪商船と三井船舶の合併
第１０章 大阪商船三井船舶の設立
集約下の日本海運とその環境
海運市場の好調
日本海運業の動向
経営方針と役員
経営方針
役員と株主
合併に伴う調整と発展への足固め
合併に伴う調整
合理化
発展への足固め
業績―復配までの足どり
船隊
運航実績と業績
第１１章 成長の時期―コンテナ体制の整備と経営の多角化
環境
世界経済の激動と日本
成長する世界海運のなかの日本海運
成長を目指す経営方針と経営組織
経営方針
経営組織
役員と株主
コンテナ化の展開と専用船の拡充
コンテナ化の展開
在来定期航路の拡充・整備と業績の低下
専用船部門の拡充と経営の多角化
企業成長を支えた非営業部門
企業成長と環境変化のなかの労働と技術
基礎部門の整備
新規関連事業の開拓
資金調達と業績
多様化する資金調達
運航実績と業績
第１２章 激変する環境への対応―低成長経済のなかでの経営
石油危機による環境の変化
苦悩する世界経済と日本経済の低成長
環境変化のなかの世界と日本の海運
低成長経済下の経営方針と経営組織
経営方針
経営組織
役員と株式
低成長経済下の経営
石油危機への対応
環境変化と定期船運営
環境変化と非定航部門
環境の変化に対応する非営業部門
海務と工務の課題
基礎部門
関連事業
財務活動の国際化と業績
財務活動の国際化
船隊と業績
現状と展望
航路図
大阪商船（昭和５年）
三井船舶（昭和１３年）
大阪商船三井船舶（昭和５８年）
索引
船名索引
人名・事項索引
あとがき