ガリバー旅行記

小びとの國
魔の海
「かもしか」号の運命
それからどうなったことだろう
神はガリバーを見すてたか
さて、夜は明けたが
ねむり藥をのまされて
大ガリバーの都入り
隊長おおいに感謝する
王さまはめずらしいものがおすき
人間山調査
王のごきげんななめならず
リリパット國あやうし
この戰果を見よ
だが、世の中はむずかしい
目玉をつぶされては、たまらない
天の助けだ！
おおなつかしのロンドンよ

大びとの國
「冒險」号の船出
コロンブス氣どりで上陸したが
ゆだんもすきもあらばこそ
ガリバーおおいにねずみと戰う
かなしや、旅の見せものに
ガリバー宮中の人となる
なやみの種はきりもない
ぺしゃんこになった鼻っぱしら
なにもかもが、けたはずれ
ピンにひっかかって、いのちびろい
一寸の虫に五尺のたましい
わしにさらわれたガリバーの寢室
さて、ふるさとにかえったけれど

空を飛ぶ國
なんとあきれたガリバーだ
きみょうきてれつな人間ども
空の島、下界の本國
魔法の島、長生きの島

馬の國
またもや本國をとびだして
馬がものをいうではないか
ガリバー、馬にみとめられる
人間は下等動物か
一生、馬の國で暮らそうか
思い出の島、フウイヌムの國よ！