図書ショウワシ ノ ニンゲンガク060009325

昭和史の人間学

サブタイトル1~10
文春新書;1392
編著者名
半藤 一利 著
出版者
文藝春秋
出版年月
2023年(令和5年)1月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
263p
ISBN
9784166613922
NDC(分類)
210.7
請求記号
210.7/H29
保管場所
開架半藤文庫
内容注記
文献あり
和書
目次

第一章 卓抜な軍人たち 陸軍篇
■永田鉄山 陸軍八十年の歴史で一、二に指を屈する大秀才
■石原莞爾 昭和陸軍最高の天才にして満洲事変の首謀者
■板垣征四郎/石原莞爾 満洲事変を演出した片や胆力、片や知謀のコンビ
■今村均 戦犯裁判で裁判官までが味方した陸軍最高の人格者
■山下奉文 世界を驚嘆せしめた“マレーの虎”
■山下奉文/武藤章 〝敗軍の将〟と決し責任を死で償った将軍
■中川州男 米軍を苦しめ続けたペリリュー島の雄
■栗林忠道 硫黄島で孤軍奮闘した英雄
■宮崎繁三郎 連戦連勝の猛将にして温情の将軍
■阿南惟幾 最後まで陸相の責を務めて切腹した天皇の忠臣
【米国軍人篇】
■ダグラス・マッカーサー 日本人を知り尽くした戦略の天才

第二章 卓抜な軍人たち 海軍篇
■米内光政 日本を終戦に導いた昭和海軍の救い手
■井上成美 大局観に優れた一徹者
■山本五十六 先が見えすぎた悲劇の連合艦隊司令長官
■堀悌吉 海軍始まって以来の英才
■小沢治三郎 魚雷で世界を震撼させた司令長官
■田中頼三 アメリカ巡洋艦隊を壊滅させた闘将
■木村昌福 キスカ島から無血撤退を成功させた猛将
■伊藤整一 戦艦「大和」と心中した司令長官
【米国軍人篇】
■アーネスト・キング 人材登用に長けた最高指揮官

第三章 残念な軍人たち 陸軍篇
■本庄繁 陸軍をダメにした先駆者
■東條英機 昭和陸軍の矛盾が集約された最高責任者
■東條英機/嶋田繁太郎(海軍) 片や傲慢、片や優柔不断、最悪のトップコンビ
■服部卓四郎/辻政信 膨大な数の日本兵を無駄死にさせた最悪のコンビ
■服部卓四郎 デマを流して部内工作をする策士
■辻政信 反省の「は」の字もない大噓つき
■牟田口廉也 日中戦争を起こしインパール作戦を指揮した無責任の代表格
■杉山元 天皇の信頼薄い〝三等重役〟
■瀬島龍三 シベリア抑留について死ぬまで明かさなかった大本営参謀

第四章 残念な軍人たち 海軍篇
■末次信正 「統帥権干犯」問題の仕掛け人
■伏見宮博恭王 半藤が海軍でもっとも責任が重いと断ずる皇族軍人
■及川古志郎 対英米開戦路線を進めた無責任男
■嶋田繁太郎 艦長に艦とともに死ぬことを強いた東條の男メカケ
■石川信吾 対米戦に突き進んだ危険極まりない人物
■永野修身 陸軍と競って主戦論をぶちあげた「グッタリ大将」
■栗田健男 戦意乏しくあらぬ方向へ走る弱腰の提督
■源田実 優秀なれど危険な人物

第五章 その他の軍人たち 陸軍篇
■宇垣一成 勝ち馬に乗る処世術の士
■荒木貞夫 皇道派の頭目に祭り上げられた軍国主義者
■下村定 責任を率直に認めた最後の陸軍大臣
■朝枝繁春 終戦時に大本営にいた参謀
■吉松喜三 戦中戦後に中国で四百万本の苗木を植えた「緑の連隊長」
■三波春夫 「お客様は神様です」で知られるシベリア抑留兵
■加東大介 激戦地で劇を演じ続けた軍曹

第六章 その他の軍人たち 海軍篇
■大西瀧治郎 「特攻の生みの親」という汚名を着せられた海軍中将
■田辺弥八/長谷川稔 米艦に致命傷を与えた二人の潜水艦長
■玉井浅一 戦後、坊さんになった特攻の指揮官
■吉見信一 戦後、医者になった司令官

第七章 政治家と官僚たち
■石橋湛山 軍部ともGHQとも対立した気骨の人
■田中義一 天皇の不興を買った首相
■西園寺公望 昭和期で唯一の元老
■高橋是清 世界恐慌後の日本を救った名蔵相
■近衛文麿 恐れも洞察も責任も希薄な指導者
■松岡洋右 たった一人で政府を引っかき回した外務大臣
■木戸幸一 天皇の決定すらも左右できた側近中の側近
■鈴木貫太郎 終戦を決定づけた満身創痍の名宰相
■南原繁 和平への道を必死に工作した東大教授
■吉田茂 戦後日本のあり方を決めたワンマン首相
■寺崎太郎 気骨ある官僚その①
■下村治/大来佐武郎 気骨ある官僚その②
【海外の政治家篇】
■ウィンストン・チャーチル 第二次世界大戦で国を鼓舞し続けた名宰相
■シャルル・ド・ゴール 連合国に向けて「ノン」を言い続けた将軍
■毛沢東 革命を成就したあとは尊大な独裁者
■蒋介石 アジアの代表的な反共政治家
■アドルフ・ヒトラー/ヨシフ・スターリン 二十世紀が生んだ悪魔たち
■ヨシフ・スターリン ひがみっぽく偏執狂的な独裁者

出典一覧