大分県史 近代篇 Ⅳ
序(大分県知事・平松守彦)
凡例
第一章 戦時体制下の政治
第一節 昭和前期の県政
一 県政の停滞
二 歴代知事と行政機構の膨張
三 恐慌・戦時インフレと県財政
四 昭和井路の着工と臨海工業都市大分構想
第二節 政党政治の終幕と県政界
一 「三〇」年代の県会と政党
二 政党政治の「危機」の進行
三 政党の没落と県会
四 大政翼賛会の成立と翼賛選挙
第三節 戦時下の市町村
一 市町村財政
二 町村合併の進展
三 部落会・町内会と隣保班
第四節 日田市・佐伯市の成立
一 日田市の成立
二 佐伯市の成立
第五節 太平洋戦争と県民
一 開戦までの郷土部隊の足跡
二 戦局の推移と県内への影響
三 戦時動員と県民
四 本土決戦体制下の県下
第二章 産業経済の統制と軍需化
第一節 産業経済の統制
一 不況
二 負債整理と経済更生
三 公定価格と切符制
四 企業合同と企業整備
五 銀行の統合
第二節 戦時下の交通・通信
一 戦時下の土木事業
二 久大線の全通
三 バス・私鉄の統合
四 関西汽船の発足
五 ラジオ放送と戦時通信機関
第三節 鉱工業の軍需化
一 軍需景気と県内工業
二 日本人造羊毛の進出
三 鯛生金山のゴールドラッシュ
四 電気事業の統合と企業の軍需産業転用
第四節 苦悩する農村
一 昭和恐慌と農村
二 小作問題と自作農創設
三 経済更生運動の展開
四 産業組合と負債整理組合
五 戦時下の農業
第五節 林業・畜産業・水産業の推移
一 荒れる山林
二 木炭と椎茸
三 有畜農業の広がり
四 沿岸漁業と遠洋漁業
第三章 戦時体制下の社会
第一節 国民精神総動員運動と労働運動の解体
一 軍部独裁の進展と労働運動の解体
二 国体明徴と国民精神総動員運動
第二節 戦火の拡大と県民生活の破たん
一 日中戦争と国家総動員体制の進展
二 太平洋戦争と県民生活の破たん
第三節 警察・災害と衛生行政
一 特高と警察行政
二 戦時統制と県民生活
三 戦時下の災害状況
四 戦争と衛生行政
第四節 満蒙開拓団
一 王道楽土の夢
二 満蒙開拓青少年義勇軍
三 分郷分村と大分村
四 大分村の崩壊
第五節 朝鮮人と大分県
一 県下の朝鮮人
二 低賃金労働に見る民族差別
三 在県朝鮮人運動
四 戦争と朝鮮人
第六節 銃後の女性
一 戦争前夜の女性の状況
二 労働運動の中の女性たち
三 婦人団体の組織化と活動
四 銃後の女性
第七節 戦時体制と宗教
一 教化団運動と広瀬神社・宇佐神宮の造営
二 宗教団体法の成立と運用
第四章 教育と文化
第一節 社会教育の強化
一 強化運動から国民精神総動員運動へ
二 青年学校の発足と義務化
三 社会教育団体の育成・強化
四 総力戦下の学校教育
第二節 軍国主義下の学校教育
一 教学刷新運動と教育審議会
二 幼児教育と初等教育の動向
三 中等教育の発展
四 決戦下の学校
第三節 戦時下の文学
一 郷土文芸協会
二 戦時下の文学状況
三 戦時下の文学統制
四 県出身作家の動向
第四節 昭和前期の美術界
一 県出身作家の動向
二 大分県美術協会の成立
三 県下の美術活動
第五節 大分県の音楽活動
一 唱歌教育の成立
二 公開音楽会の開催と県出身音楽家の活躍
三 新しい音楽の指導者と県下の音楽活動
四 戦時体制下の音楽
第六節 大分県の体育・スポーツ
一 スポーツの開化
二 スポーツの普及と体制の近代化
三 スポーツの水準向上と施設整備
四 決戦下のスポーツ