「米留組」と沖縄;米軍統治下のアメリカ留学
- サブタイトル
- 集英社新書;1113D
- 編著者名
- 山里 絹子 著者
- 出版者
- 集英社
- 出版年月
- 2022年(令和4年)4月
- 大きさ(縦×横)cm
- 18×
- ページ
- 254p
- ISBN
- 9784087212136
- NDC(分類)
- 377.6
- 請求記号
- 377.6/Y48
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 引用・参照文献あり
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに 戦後沖縄「米留組」と呼ばれた人々
第一章 「米留」制度の創設と実施
「米留」研究のはじまり
第一期生に宛てられた書簡
沖縄人にとってのアーカイブズ
『明日を導く人々』
住民に対するアメリカの文化政策
アメリカ資金による人材育成
留学生の選抜方法
「良きアメリカ人」になるためのオリエンテーション
戦後初のハワイ留学と意識調査
第二章 「米留組」の戦後とアメリカ留学への道のり
それぞれの戦後と「米留」への道
「日留」と「米留」
「人生どう切り開くかその道がない時代」米須興文さん
「遠い国のような感じはなかった」東江康治さん
「二個の手榴弾を腰に下げて」大田昌秀さん
「アメリカの良心を見たい」上原源栄さん
「僕のあだ名は幽霊だった」與座豊治さん
「イメージや期待などない」尚弘子さん
「地に足がつくとはどういうことか」平田正代さん
「心まで占領されてしまったのだと感じた」比嘉美代子さん
第三章 沖縄の留学生が見たアメリカ
アメリカに向かう軍用船の中
アメリカへの到着
ミルズ大学でのオリエンテーション
英語の壁と学問の厳しさ
先入観からの解放
アメリカからベトナム戦争を考える
戦争の被害者・加害者として
自己のアイデンティティへの問い
先住民との出会い
アメリカで沖縄を伝える
アメリカ人とは何か、人間性とは何か
第四章 沖縄への帰郷-「米留組」の葛藤と使命感
「米留帰り」の就職先
「社会のニーズに応えて」東江平之さん
「金門クラブ」とキャラウェイの「自治神話」
「金門クラブ」を振り返る
「琉球の将来を築く人びと」-「米留組」の幻想の形成
「親米派ではなく知米派」宮良用英さん
「みんな一緒にしたカレッジクラブに」大田昌秀さん
「人材育成をキーワードに」比嘉幹郎さん
「米留組」にとっての「本土復帰」
第五章 〈復帰五〇年〉「米留組」が遺したもの
米軍基地問題に対峙する
国際的な教育を推進する
沖縄の言語と文化を継承・普及する
沖縄の女性と子どもの人権を守る
留学制度を存続する
歴史的連続性の中で「留学」を捉える
おわりに -もう一つの「米留」
あとがき
主な引用・参照文献
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