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新宿区史 第1巻

サブタイトル1~10
区成立五〇周年記念
編著者名
東京都新宿区 編集
出版者
新宿区
出版年月
1998年(平成10年)3月
大きさ(縦×横)cm
31×
ページ
467p
ISBN
NDC(分類)
213.6
請求記号
213.6/Sh63/1
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

発刊にあたって(新宿区長・小野田隆)

第1編 新宿の自然環境
はじめに 人間をとりまく自然環境とその要素

第1章 新宿の土地の形
第1節 新宿の地形
第2節 新宿の地形形成の変遷
第3節 海におおわれてできた淀橋台地、川が作った武蔵野台地
1 武蔵野台地
2 淀橋台地
3 武蔵野面
4 武蔵野台地の谷と川
5 谷の形成過程
6 谷の形成モデル
第4節 動く台地—関東平野の地盤の動き

第2章 新宿の河川—神田川を中心として
第1節 新宿の河川の自然的特色
1 河川、河谷の平面形態
2 河川の縦断面形・水源
3 新宿の河川の利用
第2節 神田川の地形の特色
1 神田川流域
2 地質柱状図からみた神田川沿いの地形
3 神田川の谷の特異な形

第3章 新宿の気候の変化
第1節 先史時代・歴史時代の気候の変化
1 氷河時代の新宿
2 氷期末(洪積世・更新世)~完新世(沖積世)の寒冷気候—江古田植物化石
3 縄文時代の温暖気候
4 弥生時代の寒冷気候
5 歴史時代の気候変動・近世の寒冷気候(小氷河時代)
6 新宿の遺跡よりみた気候変遷
第2節 新宿の気候
1 新宿(東京)の気候
2 変化の激しい東京の気候
3 東京(新宿)の水害の特色
第3節 都市化にともなう気温の変化
1 都市気候
2 東京・新宿の都市気温とその変化
3 ヒートアイランド、緑地によるクールアイランド

第4章 人々の自然の利用と生物の移り変わり
第1節 幕末までの緑と鳥獣の変化
1 先史時代・歴史時代の気候変化と植生変化
2 弥生時代から江戸初期までの人々の自然の利用とその変化
3 江戸時代の人々の自然とのかかわり—植生と動物—
第2節 明治から平成への緑と鳥獣の変化
1 明治から大正へ
2 昭和から平成へ
第3節 今の新宿の緑と生物
1 新宿御苑
2 甘泉園
3 おとめ山公園
第4節 結び

第2編 原始から近世の新宿
第1章 原始の新宿
第1節 考古学からみた新宿
1 新宿の考古学研究史
2 新宿区の主要遺跡の調査
第2節 旧石器時代の遺跡と遺物
1 旧石器時代遺跡の概要
2 旧石器時代の遺物と人々の生活
第3節 縄文時代の生活と文化
1 縄文時代遺跡の概要
2 縄文時代の生活と文化
第4節 弥生時代の社会と生活
1 弥生時代遺跡の概要
2 弥生時代の主要な遺構
3 水稲農耕の定着
4 農耕社会の発展と生活の変化
第5節 古墳時代の社会と文化
1 古墳時代遺跡の概要
2 古墳時代の人々の生活
3 古墳時代の発展と祭祀

第2章 古代
第1節 国家の統一と南関東
1 大和王権の成立と地方首長の反発
2 武蔵国造の乱
3 埼玉古墳群
第2節 武蔵国の成立
1 仏教の伝来
2 大化改新
3 武蔵国の成立
第3節 王朝貴族と農民
1 都城の建設と防人・柵戸
2 武蔵国分寺の創建
3 区内の古代遺跡
第4節 平将門の乱と武士の発生
1 荘園と牧
2 受領
3 平将門の乱
4 平将門の乱後の関東
5 平将門と新宿区

第3章 中世の新宿
第1節 中世前期の武蔵
1 江戸氏の登場
2 中世前期の武蔵
第2節 南北朝の動乱と武蔵
1 南北朝の動乱
2 動乱期の東国
3 南北朝期の江戸氏
第3節 中世後期の武蔵
1 室町幕府の推移
2 室町時代の東国
3 戦国時代の東国
4 江戸氏と牛込氏
5 中世後期の新宿
第4節 考古学からみた中世の新宿
1 下戸塚遺跡の発掘
2 北新宿三丁目遺跡の中世墓地
3 新宿区内の板碑

第4章 江戸城下町の建設と新宿
第1節 徳川家康の江戸打入りと新宿
1 徳川家康の関東入国
2 入国当時の江戸と新宿
第2節 城下町の建設と家臣団の屋敷割
1 組屋敷の屋敷割
2 大名屋敷の設置
第3節 天下普請と市街地の整備
1 江戸城修築と武家屋敷
2 甲州道中と四谷大木戸
3 寺社の起立移転と市街地の拡大
第4節 神田上水の完成と玉川上水の開削
1 神田上水の開設
2 玉川上水

第5章 城下町江戸の拡大
第1節 交通網の整備
1 八王子石灰
2 江戸への継立
3 産業の道へ
第2節 江戸の町の拡大
1 社会不安
2 防火対策と消防制度
3 牛込・四谷の町
第3節 寛文・元禄の町と村
1 新田開発と検地
2 四谷・大久保の犬小屋
第4節 宿場町内藤新宿
1 甲州街道
2 宿場の開設
3 宿場廃止から再興へ
4 宿場の構造
5 参勤交代
6 公用通行

第6章 江戸防備の武家地の様相
第1節 大名屋敷の世界
1 大名屋敷の構成
2 大名庭園の成立
3 四谷荘玉川園
4 牛込山荘
5 尾張藩戸山屋敷の成立
6 戸山の御庭
7 将軍御成と尾張家
第2節 村の中の武家地~江戸の農民地
1 抱屋敷・抱地対策
2 村の中の宅地
3 抱屋敷の管理
4 抱屋敷の譲渡
5 下戸塚村の抱屋敷の実態

第7章 都市の転換
第1節 都市支配の整備
1 町奉行所の機構
2 江戸の町方支配
3 町火消組合の設置
4 消防費の負担
5 火消人足と町
第2節 江戸町法改正
1 天明の打ちこわし
2 町入用の節減
3 七分積金への反発
第3節 新堀江町の誕生
1 茄子苗地の拝借
2 拝領地への切替願
3 町屋敷建設願の提出
4 新堀江町の誕生

第8章 江戸近郊の変容
第1節 町と村と交流
1 淀橋町・成子町米穀問屋の展開と粉の直売り
2 下肥掃除人と掃除場
3 八品商
4 営業範囲
第2節 武家出入農民の世界~尾張藩御用聞中村甚右衛門家
1 堀江卯右衛門家による尾張藩出入
2 不浄掃除の仕組み
3 庭掃除
4 馬飼料の調達
第3節 改革の挫折
1 鷹場組合の機能
2 改革組合村の設置
3 天保の飢饉と施行
4 改革への名主の動員
5 茶見世の取り払い
6 上知令の撒回

第9章 幕府の崩壊と新宿
第1節 ペリー来航と世情不安
1 開国
2 角筈調練場の設置と淀橋水車の爆発
3 江戸大地震
4 安政の大獄
5 コレラ大流行
第2節 江戸の混乱
1 和宮の下向
2 将軍家茂の上洛
3 生麦事件
4 千駄ヶ谷塩硝蔵警備と銃隊稽古
第3節 幕府の倒壊
1 天狗党の乱と村の武装化
2 長州戦争
3 慶応の打ちこわし
4 官軍の東下

第10章 発掘された近世の新宿
第1節 江戸城外堀・玉川上水・大下水
1 江戸城外堀の発掘
2 玉川上水と大下水
3 都市施設の建設と市街地の形成
第2節 武家屋敷・町屋の生活
1 発掘された大名屋敷
2 旗本屋敷の空間構成と生活用具
3 組屋敷の発掘
4 町屋の発掘
第3節 墓からみた江戸の社会
1 自證院の埋葬施設と墓標
2 中小寺院の墓地の発掘
3 墓地出土の卒塔婆
第4節 内藤新宿・近郊の村の発掘
1 内藤新宿の旅籠屋・茶屋のごみ
2 柏木村の発掘
3 角筈村長楽寺周辺

第3編 近代の新宿
第1章 産業構造の近代化と新宿
第1節 維新期の産業構造
1 土地の利用形勢
2 武家地の桑茶園化
3 在来産業の実態
第2節 近代産業の出現
1 内藤新宿試験場の創設
2 新宿の牛乳生産
3 新しい産業の立地
第3節 産業構造の転換
1 農地の減少と宅地化
2 交通網の整備と拠点化
3 繁華街の再編と活性化

第2章 近代都市の確立と新宿
第1節 警察・消防制度の整備
1 警視庁の創設
2 警察署の増設
3 消防組の設置
4 私立消防の設置願
5 麹町十二丁目の消防体制
6 私立消防の廃止
第2節 陸軍用地と周辺地域
1 市谷屋敷への御親兵駐屯
2 屯所御用の拡大
3 戸山学校用地買収一件
4 調練の被害

第3章 近代都市の変容と新宿
第1節 関東大震災と新宿
1 大地震の発生と被害
2 震災時の状況
3 西郊の発展
第2節 戦時下の新宿
1 近づく大戦争
2 東京初空襲と新宿
3 町会・隣組
4 東京都の誕生
第3節 建物疎開と空襲
1 建物疎開
2 空襲(じゅうたん爆撃)
第4節 学童疎開
1 牛込、四谷、淀橋区の学童疎開先
第5節 戦後への第一歩
1 戦争の終結
2 ヤミ市の出現
3 連合国軍による占領

第4章 近代文化の展開と新宿
第1節 明治国家の方針
1 学制の方針
2 教育令の方針
3 学校令と教育勅語
第2節 明治・大正期の区内の教育
1 学制以前の教育
2 府立小学校
3 学制後の公立学校
4 公・私立幼稚園の開設
5 国立諸学校
6 私立小学校・各種学校
7 共立友信学校
8 明治後期の区内諸学校
9 大正デモクラシーから軍国主義へ
10 社会教育の発足
第3節 大衆文化と新宿
1 新宿の発展と交通網
2 関東大震災以後の発展
3 パーラーとパン屋
4 戦前の映画館と新宿
5 劇場と寄席
6 演劇
第4節 新宿に住んだ文豪たち
1 夏目漱石と新宿
2 小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と新宿
3 坪内逍遥と文芸協会
4 新宿に住み活躍した文豪たち
5 昭和初期に新宿で活躍した人々

第1巻関連値段史
第1巻参考文献
第1編 新宿の自然環境
第2編 原始から近世の新宿
第3編 近代の新宿
執筆分担
図版・写真など提供協力者・協力機関一覧
第1巻口絵図版一覧
第1巻図版・図表・写真索引