神奈川から考える世界史
監修者はしがき(藤村泰夫)
はじめに(藤田賀久)
第1章 近世の神奈川と世界史(幕末・維新)(伴在渚)
元と神奈川-元寇前後の東アジアと鎌倉幕府(伴在渚)
≪コラム≫朝鮮通信使と藤沢宿(韓準祐)
≪コラム≫ペリー来航と神奈川-徳川幕府の迅速な条約交渉は横浜で始まった!(岩下哲典)
≪コラム≫西洋医学と神奈川-最先端の医学・医療が行われた幕末明治の横浜(岩下哲典)
≪コラム≫開港場横浜とつながる日本各地と人(岩下哲典)
≪コラム≫西洋人が残した江の島の記録とは(安田震一)
リチャード・ヘンリー・ブラントン-横浜を造ったお雇い外国人(智野豊彦)
第2章 近代の神奈川と世界史(明治~太平洋戦争)
≪コラム≫横浜-日本の出口、世界の入口(坂口可奈)
横浜港のエルトゥールル号とコレラ・パンデミック(智野豊彦)
≪コラム≫湘南の後藤濶によるハワイ移民が意味するもの(神田基成)
≪コラム≫横浜居留地の風刺画文化(深松亮太)
≪コラム≫みなと横浜が生んだ言語-横浜ピジン日本語(山田大介)
横浜で「非常時」と「他者」について、歩いて考える(小川輝光)
≪コラム≫「横浜商業学校表忠碑」から見た日露戦争(智野豊彦)
≪コラム≫曹洞宗大本山・總持寺から見る日本とアジア(横浜市鶴見区)(鈴木晶)
≪コラム≫中国国歌「義勇軍行進曲」を作曲した聶耳(田中孝枝)
≪コラム≫帝国主義下、横浜で活動したアジアの革命家たち(鈴木晶)
≪コラム≫近代神奈川とインド(鈴木晶)
第3章 戦中・戦後の苦難の神奈川と世界史
川崎の在日朝鮮人-桜本を歩きながら戦中戦後を考える(中山拓憲)
≪コラム≫台湾少年工と高座海軍工廠(神田基成)
≪コラム≫氷川丸とユダヤ難民(神田基成)
かつて焼け野原だった横浜を歩く-戦争を二度と繰り返さないために(谷口天祥)
相模湾の本土決戦準備-もし終戦が遅れていたら(藤田賀久)
≪コラム≫ハマのメリーさん-戦後復興の「パンパン」と呼ばれた女性たち(徳原哲哉)
第4章 現代の神奈川と世界史
≪コラム≫村雨橋事件とベトナム戦争(谷口天祥)
≪コラム≫登戸研究所の歴史を掘り起こし、世代をこえて継承する(齋藤一晴)
≪コラム≫三浦半島からビキニが見える(小川輝光)
≪コラム≫米軍基地と神奈川(藤田賀久)
第5章 神奈川の中にある世界、神奈川から見える世界
≪コラム≫神奈川で多文化共生を考える(谷口天祥)
無言のお墓から世界史を詠む-横浜にある4つの外国人墓地(鈴木晶)
≪コラム≫愛川地区のインドシナ難民コミュニティ(鈴木晶)
≪コラム≫「世界史」する日韓在日の高校生-川崎富川高校生フォーラム・ハナー(風巻浩)
≪コラム≫中華街に学ぶ、分断と対立を乗り越える知恵(谷口天祥)
≪コラム≫「難民は日本の宝」-相馬雪香から学ぶ世界の中の日本(藤田賀久)
特集 ケイ素のリトル・ビッグヒストリー-地球史と人類史、そして神奈川の歴史(市川賢司)
Ⅰ 分離と濃縮の歴史
Ⅱ ヒトとの出会い、神奈川の石器、ガラスの歴史
Ⅲ 人類の英知と神奈川-ケイ素の脳がヒトの脳を越えていく
あとがき(藤田賀久)
〈執筆者紹介〉