図書アマミ キカイジマ ノ オキナワセン060008577

奄美・喜界島の沖縄戦

サブタイトル1~10
沖縄特攻作戦と米軍捕虜斬首事件
編著者名
大倉 忠夫 著者
出版者
高文研
出版年月
2021年(令和3年)11月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
582p
ISBN
9784874987728
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/O57
保管場所
閉架一般
内容注記
参考文献あり
和書
目次

第Ⅰ部 特攻基地への序奏
日本海軍航空隊の揺籃期
不時着飛行場建設の謎
喜界島が経験した過去唯一の戦争―琉球王尚徳との戦い
謎の海軍機の飛来

第Ⅱ部 喜界島で見た沖縄特攻作戦
第一章 近づく沖縄戦
飛行場拡張工事が始まる
陸軍由良隊の任務と疎開勧誘
県道を横切った滑走路
田村部隊の配備と第三二軍(沖縄守備隊)参謀長らの来島
南西諸島海軍航空隊(巌部隊)の喜界島派遣隊
舟艇特攻隊
その他の海軍部隊
初空襲の民間人死傷二六名
近づく戦場の気配
国民学校生徒だった私の敵機見張り役
全滅した「桜花」特征特攻隊を援護した戦闘機の喜界島不時着
喜界島中継の非特攻夜間雷撃隊
沖縄特攻の先駆け
初めて見た米軍飛行士の死体
消火する私たちを覗き見る米軍機
非特攻でも犠牲が多い雷撃隊
第二章 米軍、沖縄本島上陸後の喜界島
米軍、沖縄本島上陸の日の喜界島
巖部隊幹部らを沖縄に運んだ旧式の九六式陸上攻撃機
陸海軍の非特攻出撃にも使われた喜界島基地
陸軍の特攻基地にもなった喜界島
「菊水一号作戦」の日の喜界島
捕虜になった日米両軍の航空兵
猛爆にさらされ続けた飛行場と隣接集落
陸軍特攻専用の様相となった海軍基地
戦艦大和「特攻艦隊」攻撃に向かう米軍機大編隊
ムヤ隠りのわが家の暮らし
連日出撃した陸軍特攻
「菊水二号作戦」前日の喜界島
「菊水二号作戦」決行の日の喜界島
米軍による制空権下の出撃つづく
喜界島東方海域での大規模戦闘
「今一息と思うも兵力続かず・・・」
不時着搭乗員の喜界島脱出
陸軍の「第四次航空総攻撃」と喜界島基地
米軍の電話を傍受した通信班
特攻機に突入された病院船
トマス少尉斬首さる
ますます熾烈、米軍機との攻防
連日猛爆を受ける喜界島
米軍提督、集落焼き払い指示?
目撃した米軍機撃墜の瞬間
米軍機搭乗員、二人目の捕虜
特攻機に突入された旗艦空母
撃墜された米軍機とわが家の馬
離陸直後に撃墜された不時着機の搭乗員救援機
第三章 米軍の島嶼上陸作戦と喜界島
米軍の喜界島上陸作戦
迎え撃つ喜界島の日本軍戰力
全島民に対する軍指定壕への集合命令
不時着特攻隊員・水川中尉の行動の謎
山中で斬首されたキンカノン大尉
米軍の上陸なく、山を下る
米軍の島嶼上陸作戦は終了か
第四章 沖縄・巌部隊本隊の動向と喜界島派遣隊
小禄と喜界島に物糧空輸
隠密特攻の喜界島潜伏
島民手漕ぎの糧秣輸送隊
生き残った沖縄・巌部隊本隊の仲間
軍幹部のよからぬ噂
沖縄守備軍の崩壊と特攻
第三次糧秣輸送隊をめぐる空気
「親子爆弾」―民間人殺傷目的か
第五章 敗戦の日が近づく喜界島
艦上機による空爆は終息か
大型機による「親子爆弾」の怖さ
潜望鏡が折れた陸軍潜水艇の入港
米軍機動部隊は北上
五航艦司令部、鹿屋から撤退する
ポツダム宣言受諾決定の日の喜界島
第六章 最後の沖縄特攻と喜界島基地の終焉
徹底抗戦を主張する宇垣長官
喜界島船腹特攻隊への出撃命令
第二神雷爆戦隊の出撃とその結果
特攻実施日を誤った記述の検証
日本降伏の前日の喜界島
日本降伏の日
宇垣長官の最期
松林兵曹と便乗した下森兵曹の悲運
鎌倉・建長寺の「神雷の碑」
戦後見た喜界島集落の惨状
私が見た航空基地の跡
米軍による日本軍の武装解除

第3部 BC級戦犯裁判「喜界島事件」の検証
喜界島捕虜斬首事件発覚の端緒;
察官が想定した事件の骨格
裁判の立役者たち
法廷で真相は明らかになったのか?
[トマス斬首事件]
[キンカノン斬首事件]
第八軍司令官による「承認」
連合国軍最高司令官の「確認」
佐藤少佐は最期に何を言いたかったのか?
谷口兵曹長の「生還」の真因は何か

主な参考文献

[解説]沖縄戦研究にみる二つの空白(梅田正己)

おわりに