なにわ華がたり

ご挨拶（桂米朝）
プロローグ

第一章　桑田絹子　なにわといとはん
大店の跡取り娘に生まれて
七歳で箏の初舞台
天満宮界隈
勉強よりもお稽古ごと
OSK仮合格が家にばれて

第二章　駒ひかる　自分で道を開いて
OSKの「駒ひかる」誕生
研究科をトップで卒業
上級生には京マチ子が
大劇閉鎖、軍隊への慰問へ
終戦、プロとして再出発
「キッスブギ」大うけ
突然の父の死
米朝と出会う
食わず嫌いだった落語
米朝と剣舞で初競演

第三章　中川絹子　桂米朝とともに
「三」並びの挙式
長男、小米朝誕生
双子の誕生、枝雀が内弟子に
一番勉強した枝雀
十五歳で朝丸入門
万事、目をつぶり・・・
寝ないママ
不思議な夫婦
小米朝が入門
親に反発も・・・
弟子の話
南炭屋町の話
米朝、たびたびの入院
大ママ、初孫を踊らせる
米朝の母逝く
自ら選んだ道

あとがき（廓正子）

中川絹子・桂米朝　二人の来しかた