図書アンネ ナプキン ノ シャカイシ060008320

アンネナプキンの社会史

サブタイトル1~10
編著者名
小野 清美 著者
出版者
JIC出版局
出版年月
1992年(平成4年)8月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
190p
ISBN
NDC(分類)
498
請求記号
498/O67
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書
目次

プロローグ ナプキン先生と呼ばれて

PART1 ミイラの膣からタンポンが発見された 世界史からみた月経処置の歴史
先史時代の月経処置
シュメールの人類最初の下着
聖書の月経観
パピルスのタンポン
ギリシャのストイシズム―性欲を抑制する時代
クレオパトラの薫り
月経帯は貞操帯の役目!?
中世の女たちの月経処置
黒死病の時代
ルネサンス―性病の氾濫
ショーツをはいたバレリーナ
ロココ時代の香水フリークたち
産業革命の功罪
避妊具の誕生
病気の発見
第一次世界大戦が女たちを変えた
そして女たちは月経から解放されたか

PART2 脱脂綿からビクトリヤ月経帯へ 日本の生理用品の歴史
月経がイコール穢れでなかった時代
女を”安”らかにすることの意味
日本最古の性のテキスト―『医心方』
物思いにふける女たち
”処女”への信奉はなぜ生まれたか
お馬を乗り習ひ
軍需品だった脱脂綿
改良される脱脂綿の生理用品
モガたちのお気に入り・「ビクトリヤ月経帯」
前掛けと腰巻きと月経帯
「フレンド月経帯」の参入
美人看板スターの起用で当たる
月経帯への反論
ズロースブームの到来
欲しがりません勝つまでは
明治時代の月経処置をお年寄りに聞いて
女工さんたちの苦労話
コンドームVS生理用品
戦後の”下着革命”
改善されていない月経用ショーツ

PART3 アンネナプキン物語
40年間お待たせしました
水に溶ける紙ナプキンをひらめく
「アンネ課長」渡紀彦の活躍
「アンネナプキン」の功績
”月経用品”から”生理用品”へ
おしゃべり好きなアンネ・フランク
初祝い―女を確認する儀式
少女アンネの初経体験
アンネの初恋
娘に対する父親の対処のしかた
「アンネ」という名にこめられた意味
トイレ空間と月経処理容器
「たんつぼ」から「サニタリーボックス」へ
日陰者からの脱却
これからの月経処理容器

PART4 女たちは素敵なマンスリーデイを得たか
アイドルスターが宣伝する時代
ジーンズとミニスカートと薄ナプキン
日本経済と生理用品との知られざる関係
タンポンはなぜ嫌われたか
純潔教育の弊害
誤解にみちたタンポン弊害説
タンポンショック事件
現代の生理用品が抱える課題
紙おむつのゴミ問題
戦後、女とナプキンは強くなった
おわりに