図書目録ビョウキ ノ ニホン キンダイシ資料番号:060008209

病気の日本近代史

サブタイトル
幕末からコロナ禍まで
編著者名
秦 郁彦 著者
出版者
小学館
出版年月
2021年(令和3年)2月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
494p
ISBN
9784098253746
NDC(分類)
498
請求記号
498/H41
保管場所
開架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

第一章 黎明期の外科手術
盲腸炎-切るか散らすか
本邦初の虫垂切除は?
華岡青洲の妻と母
乳がん手術の「近代化」
突出した幕末の「名医」たち
主流になったドイツ医学
スクリバと近藤次繁
第二章 脚気論争と森鴎外
明治天皇の脚気
脚気菌から栄養障害説まで
高木兼寛の脚気退治
軍医森鴎外の兵食論
「露国以上の大敵」と
麦飯論争の行く末
ビタミンBの発見
第三章 伝染病との戦い
疫病神にとりつかれ
「あばた」も「えくぼ」?
あいつぐ細菌の発見
ペストから生還した青山と北里
ペストの本邦侵入事情
黄熱病と野口英世
忘れられていたスペイン風邪
抱月・須磨子の純愛劇
第四章 結核との長期戦
先史から明治まで
一葉・陸奥・子規・正子は
「不如帰」と「野麦峠」のヒロイン
富士見高原のユートピア
堀辰雄と「風立ちぬ」の世界
死因第一位から三十位へ
戦後文人たちの闘病記
第五章 戦病の大量死とマラリア
ミンドロ島の大岡昇平
日清・日露戦役の病跡
戦病の主役は?
中国戦線では
新顔の栄養失調症
南方戦場では
明暗を分けた日米マラリア戦
輸血とペニシリン
第六章 狂聖たちの列伝
精神科医・石田昇の再評価
精神医学の先駆者たち
芦原将軍の年代記
ひじりとぞ思ふ
精神病の輪郭と定義
漱石から大川周明まで
平沢貞通と帝銀事件
狂犬病とコルサコフ病
第七章 肺がんとタバコ
肺がん死が稀だった時代
肺がんの促進因子は
非喫煙者のがんが増えている
平山コホートの転変
ウィーン会議では物別れ
疑わしきは罰すWHO路線
「周りの人」の「様々な疾病」
受動喫煙の怪
「健康ファシズム」への道
次の標的は酒、自動車?
第八章 新型コロナ禍の春秋
復活の日は
パンデミック候補の揃い踏み
情報統制化の武漢ウイルス
北イタリアから米大陸へ
「首都感染」の水際で
クラスター潰しと自粛体制
「ファクターX」を追う
洋の東西を見渡せば

巻末付表
1 主要な病気名、患者、死者の統計
2 病気と医療関連の諸情報
3 新型コロナウイルス感染症関連情報
4 健康関連の基本的統計
5 主要なノーベル生理学医学賞受賞者
6 がんの生存率

あとがき
新書版あとがき

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