図書キンダイ ニホン ノ シ ト ミトリ ノ レキシ060008206

近代日本の死と看取りの歴史

サブタイトル1~10
明治期から昭和初期にかけて 看護の歴史ライブラリー;3
編著者名
大川 美千代 著者
出版者
看護の科学社
出版年月
2020年(令和2年)12月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
77p
ISBN
9784878041242
NDC(分類)
492
請求記号
492/O46
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書
目次

はじめに
凡例

一 前史としての近世:家長の責任としての死と看取り
家長の役割として認められていた看取り
家制度の中での家族による死と看取り
現世と別れるために心の整理をして迎える死と看取り
死後もなお人としての尊厳を求める

二 開国から明治二七年:法整備や伝染病対策によって変容する死と看取り
西洋医学の採用と衛生行政の整備
医師・産婆による死亡届の義務付け
伝染病の恐怖
宗教から科学へ―遺体の取扱いと埋葬の変化
初期の看護テキストと家庭向け看護書にみる死と看取り
(一)正規の教育を受けた看護婦に求められた看取り
(二)家庭向け看護書における看取りの記述

三 明治二八年から明治四五年:生活の中での死と看護婦/一般家庭の女性に求められた看取り
派出看護婦による伝染病看護
看護婦により執筆された看護テキストから導入された死と看取り
(一)米国の看護テキストから導入された死と看取り
(二)死に際して看護婦に求められた看取りの技と態度
主婦と女子生徒に向けた死と看取りに関する知識の普及
(一)医師の来訪を求め、家族で安らかに看取る死
(二)真死と仮死の区別
(三)死後の処置

四 大正元年から昭和一二年:医療の介入により死にゆく人から離れ始める死と看取り
医師や看護婦の増加による医療サービスの一般化と地域格差
雑誌記事などからみる派出看護婦の看取り
日本の文化や宗教をふまえた看取りの記述
女子教育の充実により普及された家庭での死と看取り

おわりに
文献