長与又郎

まえがき
第一章　医学への道
１　医の家系
２　生い立ち
３　進路の決定
第二章　病理学の専攻
１　山極勝三郎教授の影響
２　教授に昇進
３　最初の大病　腎炎
４　肝硬変の分類
第三章　伝染病研究所移管問題
１　長与専斎と北里柴三郎
２　文部省への移管と北里らの辞職
３　国家検定の実施される時代へ
第四章　恙虫病の研究
１　最上河畔の恙虫病調査
２　病原体の発見と命名論争
第五章　伝染病研究所長兼任の十余年
１　所長に就任
２　インフルエンザ（スペイン風邪）の流行
３　胃癌の疑い
４　対独学術封鎖問題
５　公衆衛生院の創設
６　脳と胃の失調
７　研究所の整備復興
第六章　癌研究会・癌研究所の創設
１　胃の手術
２　癌研究所・病院の創設
３　百万円のラジウム
第七章　戦時体制下の東京帝大総長
１　総長に選出
２　学内における改革
３　名誉教授資格問題
４　時勢の切迫と病気の再発
５　矢内原忠雄教授の辞職
６　教授グループ事件
７　荒木文相による大学改革問題
８　総長辞任と平賀粛学
第八章　医学への復帰
１　結核研究所所長に就任
２　日本癌学会の設立と癌研究所の拡張・整備
第九章　癌学者の死
あとがき
あとがき追記
参考文献