随筆集言うて詮なきことの記
まえがき
第一章 思い出すあの日あの時 ~ ゆく河の流れは絶えずして
十一月の陽光
焼けつくような
冬イチゴ
電話口で固まった頃
チャンチキおけさ
情なきのみが仏者かは
餅つきの効用
絹の下帯
豚と私
南国土佐を後にして
同期会のこと
味噌ひき労働者
ひとすじの純情
相撲礼讃
小指の思い出
荒神橋往還
望蜀の誹り
継続は力なり
第二章 仕事の周辺のことども ~ 面白きこともなき世を
男純情の
自虐私観
ドリアンのこと
紙つぶて合戦
少子高齢化社会の風景
椅子と健康
夫婦と同じ
母子手帳
ごみ法改正哀歌
外国語退治
さらばYS-11
貝毒から廃プラスチックまで
歳旦祭
仮設住宅の冬
雅楽
伝統文化を支える
キンクロハジロ
鯉の季節
試情
象徴天皇の道
九段坂今昔
『暮しの手帖』が世に出た頃
昭和時代
歴史に学ぶ
禁じられた音楽
伝単
第三章 身辺の由なしごと ~ 遊びをせんとや
だぼ鯊か食わず嫌いか
聖母マリアのキウイ
寄せ箸
極楽浄土の花
今年六十のお爺さん
「あれ」の変遷
火箸風鈴
鹿の災難
日記帳
すがれ追い
背戸に赤子の泣き声を聞く
早過ぎた桜祭り
「でも」の幸せ
男の色香よ、いつまでも
童謡の力
県人会オタク
周防大島
完熟を待ちて食い損なうの記
大岡裁き
宿屋の仇討ち
言わずもがなのこと
糟糠の夫
散歩の決死隊
気分は兼業農家
愛鏡物語
師匠の七味唐辛子
鳥獣に追われて
第四章 少々怪しげな考察 ~ ただ珍しく面白く
難読奇姓考
「コドモ」を大切に
咲き時を心得る
非情と薄情の間
一所懸命
偶然
目で物は食えない
ロブスターの虐待
牛丼冥利に尽きる
漸悟と頓悟
怖いこと
鶯の誤解
「今日」と「明日」
湯たんぽ
「琵琶湖周航の歌」のややこしさ
そうせい侯
近代日本を作った川
唱歌「野菊」
言うことは大げさ
五榜の掲示
便座を押さえながらこう考えた
言うて詮なきこと
たとえ話にご用心
お詫びは難しい
独り勝ちから共存へ
盛者必衰のことわり
遅乗り競争
あとがき