図書センシュウ ダイガク ノ レキシ060007774

専修大学の歴史

サブタイトル1~10
編著者名
「専修大学の歴史」編集委員会 編者
出版者
平凡社
出版年月
2009年(平成21年)9月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
287p
ISBN
NDC(分類)
377.28
請求記号
377.28/Se73
保管場所
閉架一般
内容注記
文献あり 年表あり
和書
目次

はじめに
序章 近代高等教育のあゆみ
学制公布以前
新政府による近代教育の始まり
私立学校のあゆみと「専門学校令」「大学令」の公布
戦後の教育改革と新制大学

第一章 建学への道のり
1 専修学校の開学
専修学校の誕生
あわただしい開校
2 激動の青春
相馬永胤の明治維新
田尻稲次郎・目賀田種太郎・駒井重格の明治維新
3 アメリカ留学と専修学校設立の摸索
海外留学の奨励
それぞれの留学事情
アメリカでの教育体験
日本法律会社の設立
法律学校から専修学校設立へ
鳩山らが学んだ法律学

第二章 専修学校の開学と法律・経済専門教育の出発
1 専修学校の出発
日本で最初の法律・経済学教育の専門学校
先生は不足なし
学制の制定と教育内容の充実
講師の奉額は無給
2 法律学・経済学研究をリードする専修学校
法学研究史『明法志林』の発行
経済・法律専門書の刊行
3 帝国大学特別監督学校としての専修学校
教育の充実と厳格な卒業資格
国歌による法律学校への関与と特別監督学校

第三章 五大法律学校から理財の専修学校へ
1 特別認可学校と校外生の増大
特別監督学校から特別認可学校へ
四方の現況と前途を語る司法次官・箕作麟作
校外生制度の発足と予備校の設置
2 五大法律学校としての専修学校
五大法律学校
自由民権運動と専修学校
本務をもち続けた講師陣
民法典論争にかかわらない創立者たち
法律科の募集停止
3 明治期の法律科卒業生たち
草創期の法律科生徒と卒業生
傑出した卒業生たち
《コラム》卒業生が発行した法律雑誌

第四章 明治期の経済科・理財科
1 特別認可学校としての専修学校経済科
特別認可学校としての専修大学とその特典
理財科への改称と専修学校理財学会の創設
『理財科講義』の刊行

2 日清戦争期の専修学校
私立学校令の公布と専修学校
明治三三年の専修学校の実況
専門家学校令の公布と私立専修学校
煙草専売事務員養成所の設置

3 日露戦争後の専修学校
理財科を経済科に改称、商科の新設
大学部・専門部の設置
高等予備校の設立と商科の廃止
三〇周年記念講堂と還暦記念書庫の建設
4 明治期の経済科の講師と卒業生たちの動向
理財科をリードした田尻稲次郎
経済科第一回の卒業生たち
《コラム》日本近代経済学のあけぼの

第五章 大正デモクラシーと「専修大学」の誕生
1 大正期の政治・社会状況と変わりゆく専修大学
大正デモクラシーとは
「専修学校」から「専修大学」へ
2 政府による大学令の公布と専修大学
「大学令」と私立学校が抱えていた財政問題
国家統制の強化と教育の画一化
専修大学の対応
学生たちによる昇格運動
初めての専任教員
3 大正期の専修大学の動向
校地・校舎の拡張
「計理の専修」と呼ばれる
『理財評論』の発行
実業教育・商業教育への需要の高まりと専修実業学校の設立
4 大正デモクラシーと学生たち
学生たちの弁論熱と擬国会
普通選挙運動と校友・中村太八郎

第六章 関東大震災からの復興
1 関東大震災の発生とその爪痕
関東大震災発生
震災の対応に立ち上がる学生、そして校友たち
専修商業学校の独立
2 創立者たちの相次ぐ逝去と晩年の社会的活動
田尻稲次郎亡くなる
相馬永胤の逝去
目賀田種太郎も逝く
3 阪谷芳郎の登場と大正末期・昭和初期の専修大学
阪谷芳郎、学長に就任
卒業生が役員に
創立五〇周年を迎えて
法学部の開設と学科の拡張
軍事教練始まる
4 昭和初期の専修大学生たち
学生運動の激化と専修大学盟休事件
大学スポーツの隆盛と専修大学体育会
高等研究科の設置と専修大学への外国人留学生
《コラム》学制頒布五〇年記念と創立者

第七章 戦争と専修大学
1 戦争の勃発と体制下に組み込まれる専修大学
特設防護団の創設
専修大学報国隊の誕生
2 戦時色に染まる専修大学
”道家イズム”の神道
報国隊の軍隊式礼式
入学にあたっての人物考査
入学に際しての誓約
いち早く国策路線に歩調を合わせた専修大学
民芸運動の創始者・柳宗悦が専修大学教授に
3 戦争に駆り出された専修大学の学徒たち
一つの勅令が学生の運命を変えた
校友・川島東の”焼け付くような思い”
八月一五日が出撃日だった特攻隊員
学徒出陣した専修大学生の経験
民族の間で揺れ動いた在日韓国人学生の運命
《コラム》戦時期の箱根駅伝

第八章 敗戦から再建へ
1 敗戦、占領下の動きと教育政策
2 戦争の爪痕と学徒の復帰
焼け残った神田校舎
勤労動員中の被害
卒業生および学徒兵の被害と特攻隊の犠牲者
授業再開と食糧難による臨時休校
3 今村力三郎総長の誕生
授業の本格的再開
小泉総長の戦時中の責任を追及する
今村力三郎総長と一新された教育および経営の体制
『専修大学新聞』に見える敗戦直後の学生生活

第九章 新制大学としての専修大学
1 戦後の学制改革と私立大学
米国教育使節団の来日
新制大学の発足
2 新制大学としての専修大学発足
新制大学設置へのあゆみ
生田キャンパスの買収
新制大学の設置申請
商経学部と法学部で新制大学発足
労働講座および労働学院と短期大学部の設置
3 専修大学の新たな出発
新制移行直後の専修大学
苦難の時代と発展への胎動
今村総長の死去
《コラム》文教都市としての川崎市多摩区

第一〇章 総合大学への道
1 めざすは「私立七大学」
相馬永胤の思い
学部増設と総合大学へ
スポーツの専修
研究機関としての専修大学
教授会との溝と大学紛争の拡大
建学の精神は「社会に対する報恩奉仕」
2 社会知性の開発をめざして
大学の国際化と女子学生の増大
バブルの崩壊と経済系三学部の危機
量から質への転換
社会知性の開発の実践に向けて
3 創立一三〇年を迎えて
空前の世界経済不況に直面
卒業生に託す

おわりに

引用・参考文献
専修大学一三〇年のあゆみ(略年表)
専修大学の変遷