青息

はじめに
一　おいたち
二　東北大凶作・昭和恐慌と戦争への足音
三　二・二六事件、日満高等工業学校入学と満州渡航
四　占守島の激戦とシベリヤ抑留
五　復員者と引揚者の悲劇
六　小説家への夢と駆け落ち
七　六畳一間の東京暮らし
八　ルプレザンテ社の創立と発展
九　癌による暗転と挫折
十　戦争を総括する小説へのアプローチ
十一　国籍を失った白系ロシア人
十二　「上海租界」事情
十三　アジアの植民地の拠点「魔都上海物語」
十四　敗戦後の日本の言論統制
十五　「遠来の暴徒」「強盗の末路」
十六　なぜ祖国日本を捨てようとしたか
十七　アナーキストは優しかった
十八　生き残った不屈のアナーキスト
十九　日本の戦争の謎を明かす
二十　アジアへの回帰
二十一　鎮魂歌
あとがき