読書と教育
- サブタイトル
- 戦中派ライブラリアン・棚町知彌の軌跡
- 編著者名
- 池田 知隆 著者
- 出版者
- 現代書館
- 出版年月
- 2019年(平成31年)4月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 246p
- ISBN
- 9784768458556
- NDC(分類)
- 289
- 請求記号
- 289/I32
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 略年譜あり 参考文献あり
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
第Ⅰ部 先生と私
第一章\t回想・有明高専の日々
試験は読書感想文
理想の教育とは
蹊の子
多彩な読書案内
〈自由〉と〈強制〉
政治の季節の中で-山﨑博昭の日記
マッチポンプ教師
教育の怖さ
第Ⅱ部 先生とその父
第二章\t理想検事の子として
国家神道の崇拝者
国家を担う有為の存在
思想検察の主流に
大本教弾圧を指揮
父への畏敬
第三章\t皇国少年への自己形成
早熟な数学少年
国家神道へ傾斜する学園
学内エリートをめざす
教練指導のリーダー格
語学習得に打ち込む
二人の国語教師
配属将校の家庭教師に
壮行之辞を読む
十八歳の工場長
通信二等兵で中国戦線へ
第Ⅲ部 先生の戦後
第四章\t検閲官から国文学徒へ
検閲官の仕事
日本人雇用員トップに
ソフトな検閲
なごやかな交流も
民衆の意見-国文学徒へ
国文学の勤労学生に
第五章\t教員にしてライブラリアン
最後の授業をしたい
ライブラリアンたる国語教師
恩師の急逝
教育制度改革に向けて
国文学徒としての再スタート
高等教育改革への参画
世界での潮流を探る
第六章\t教養は生活の技術
高校と大学の連携
〈生活〉と〈科学〉をつなぐ
図工・美術と技術
新構想の大学図書館開設へ
読書術鍛錬という戦略
技術は人格の表出
大衆消費社会と文化変容
第七章\t国文学とデータベース
データベースは人なり
「悉皆網羅」の研究精神
図書館レファレンスの楽しさ
近松を楽しむ-近松研究所所長として
怒濤の人間機関車
近松カラオケの効用
研究員の急死
女性史をテーマに
第Ⅳ部 先生が遺したもの
第八章\t最後の仕事-自己史を総括する
三つの課題
歴史に刻まれた自立演劇
井上光晴と江藤淳
一粒の種-工業教育への夢
第三の”洗脳”
三島由紀夫のこと
日本的な特性とは何か
中国で何を見たのか
第九章\t精神のランニングパス
記録する精神
”洗脳”の時代に
読書案内という手法
道徳教育と主権者教育
文学の力
「公共性」とファシズム
AI時代の教養と歴史意識
おわりに
棚町知彌関係地図
棚町家略系図
棚町知彌着年譜
参考文献
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