聞き書き集 記憶をつないで 第3集
はじめに
例言
河内の籠屋さん(吉川順郭)
第一章 少年時代
中山道の縁で生まれる
公所から奉公に出た父
ロウソク屋
キュウリで命拾い
吞龍さん
公所へ帰省
不景気
自転車
蓄音機
いたずら
小学校
遊び
父ちゃんの仕事
第二章 年季奉公
奉公へ出される
腕に職のつく所へお願いします
旦那さんと言えなくて
追い回し仕事
ソース籠
竹をへぐ
習いっこ
厳しかった親方
一人前
農作業
味噌造り
腹いっぱいの飯
おかず
二人で五合飯
奉公先のくらし
逃亡
年季奉公
おこづかい
蓄音機と自転車
従兄の出征
青年学校
鋳物工場のトオシ籠
代掻き
第三章 軍隊
工場勤め
出征
陣地構築
終戦
引き揚げ
家を建てる
田舎だった旭村
旭村のお店
果たせなかった御礼奉公
結婚
第四章 商売の始まり
復員
帰ってきたけれど
竹を割く仕事
商売の始まり
日本刀の鉈
仕事場
埼玉の笊は売れない
土地が変わりゃあ品変わる
職人の礼儀
第五章 竹と鉈
竹の性質
竹の年数
竹の伐り旬
竹伐り
竹材店
竹の太さと長さ
竹挽鋸
竹を割る
竹をへがす
鉈
第六章 職人の技
キュウリのトンネル栽培
笊の種類
籠の種類
笊づくり
笊の縁巻
竹箕
物差し
第七章 籠屋の仲間
籠屋の仲間
組合の活動
商売上手な同業者
送り籠
野菜の出荷
手抜き仕事
機械の導入
平野屋さん
卸屋さん
河内の籠屋
第八章 仕事と家庭
お礼参り
カミさん
仕事と家庭
一緒に行けなかった高麗寺マチ
弟子
弟
第九章 竹が枯れても
竹に花が咲く
組合解散
最後の一人
勤めに出る
勤めのかたわら
熊手
熊手の柄
熊手を曲げる道具
農業高校の仕事
第十章 仕事へのこだわり
いろいろな注文品
あんをこす笊
蕎麦揚げ笊
角籠
竹細工の急所
丈夫な品物
職人気質
豊田屋
第十一章 さまざまな思い
おふくろ
夫婦
親方の孫
懐郷
寂しさ
職人の手
身体
一生の仕事
竹さえあれば
あとがき
参考文献