昭和20年の日本縦断旅行
プロローグ
1.荒涼の気に咽ぶ時
六月十七日(曇天、深夜焼夷弾)鹿児島空襲の夜
六月十ハ日(曇天)父の安否
六月十九日(晴天)我が家の焼け跡
六月二十日(晴天)海軍さん
六月二十一日(晴天)学校との別れ
六月二十二日(曇天)準備
六月二十三日(雨天)出発
2.眠れ乙女やすらけく
六月二十四日(曇天)関門トンネル
六月二十五日(晴天)美しい日本海
六月二十六日(晴天)京都
六月二十七日(晴天)二度目の車中泊
六月二十八日(晴天)富士山
六月二十九日(晴天時々曇り)西浦国民学校
六月三十日(雨天)たんじょうび
3.金波銀波の海静か
七月一日(晴天)鎌倉見物
七月二日(曇天)大宴会
七月三日(曇天)自転車
七月四日(曇天)遊興
七月五日(曇天)焦土と化した東京
七月六日(曇天のち雨)鎌倉出発
4.天は東北 山高く
七月七日(晴天)仙台到着
七月八日(晴天)仙台の繁華街
七月九日(晴天)発熱
七月十日(焼夷弾のち曇天)燃える杜の都
七月十一日(曇天)お風呂
七月十二日(曇天時々雨)最終目的地到着
七月十三日(晴天)警防団
七月十四日(晴天)義兄の決断
七月十五日(曇天のち雨)田舎最後の日
5.北辰斜にさすところ
七月十六日(曇天 所により焼夷弾)湘南地区の空襲
七月十七日(曇天)休校
七月十八日(晴天)ハエの来襲
七月十九日(曇天)お汁粉
七月二十日(曇天)プーちゃんとの別れ
七月二十一日(曇天のち雨)油断大敵
七月二十二日(晴天)真夏の太陽
七月二十三日(雨天)女王様の玉子焼き
七月二十四日(曇天)西郷隆盛の心境
七月二十五日(晴天)姉との別れ
七月二十六日(晴天)広島通過
七月二十七日(晴天)ひたすら南下
七月二十八日(晴天)父母と再会
エピローグ
〔附記〕
〔史料〕