図書キシャベン エキベン タビ ノ アジ060007604

汽車弁駅弁旅の味

サブタイトル1~10
編著者名
林 順信 著者
出版者
新潮社
出版年月
1988年(昭和63年)4月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
217p
ISBN
NDC(分類)
596.4
請求記号
596/H48
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書
目次

汽車弁のおいしさ
人は幾たび飯を食う?
 ブルートレインこそ旅の醍醐味/一日三食は江戸時代中期から
弁当大好き日本人
 弁当という言葉/こんなにある弁当の種類/懐かしの通学用弁当箱
汽車弁の三種の神器
 はじめにお節料理ありき/現代の駅弁おかず診断
幕ノ内弁当の条件
 あけてびっくり幕ノ内/幕ノ内の元祖さがし/なくてはならない三要素/日本の美意識、松花堂弁当
一番人気のおかずはなーに?
 どんどん増える駅弁の種類/「全国ぽぴゅらあ弁当番付」
「全国珍弁奇弁番付」を作る
 天下の珍奇弁当をさぐる/どこが「珍」でなにが「奇」か
「峠の釜めし」ものがたり
 停車時間に恵まれた横川駅/まさに「残りものに福」/おいしさの秘密

駅弁ばらえてぃ
デパ弁の履歴書
 デパートの駅弁大会の元祖は?/「送り弁」「デパ弁」という名の駅弁
テレビ駅弁の諸相
 テレビと駅弁の関係は?/テレビドラマ便当/駅弁屋がドラマになった/テレビのおせっかいやき駅弁
ロイヤル駅弁の中味
 皇室関係の特別ラベル/皇族方の駅弁/天皇の駅弁
デラックス駅弁の流行
 昭和元禄にふさわしい「デラ弁」/とうとう三段重ねも出現
熱弁に挑戦、アッチッチ駅弁
 あったかいことはいいことだ/弁当にもカイロ

汽車弁駅弁いまむかし
汽車弁事始め
 幾つもある駅弁第一号/本命は上野駅?/流布しているのは宇都宮駅説/“竹の皮ににぎりめし”とは限らない
汽車弁売りの服装
 不体裁ナラザル袢纏/モダンだった明治の私鉄/洋服スタイルになってから/携帯容器のいろいろ
売り声は変わったか
 坐売りと立売り/明治の汽車弁売りの声/売り声お国くらべ/昔も酒は旅の友
駅弁屋の由来と屋号の話
 寒冷地の駅弁屋が複数制なワケ/ちょんまげ時代の旅籠から/けっこう凝ってるあの屋号この屋号
車内販売の今昔
 珍しかった車内販売/便利すぎるくらいの現状
定価の移り変わり
 並等弁当は米一升の値段/米騒動に揺れ動いた大正後期/ベルエポック期のお値段/定価が自由制となる

駅弁の脇役たち
駅弁の顔、ラベルの話
 呼び名はこんなにあった/最初は素朴な木版刷り/口上入りの活版掛紙/繊細な石版印刷/プロパガンダの戦中掛紙
経木折箱の香り
 自然が息をする経木折箱/昔は経木に御経を書いた/流行歌に折箱が登場
汽車土瓶のお茶
 「日常茶飯事」/土瓶に代わるポリ茶瓶
おてもとをどうぞ
 箸の語源は鳥のくちばし/割箸は日本人好み/箸供養
おてふきとナプキン
 発祥の地は横浜駅/優しい手触り紙ナプキン

汽車弁駅弁みに・ひすとりい
 揺籃期は明治二十六年まで/西暦一九〇〇年は一つの節目/西洋弁当の流行から黄金期へ/旅の大衆化/戦争で駅弁の受難時代始まる/そして戦後/駅弁ブームで多需要多品種化時代

駅弁当定価変遷表

あとがき