太平洋戦争の史実から、今日何を学ぶか
- サブタイトル
- 編著者名
- 村上 薫 著者
- 出版者
- 実業之日本社
- 出版年月
- 1987年(昭和62年)12月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 286p
- ISBN
- NDC(分類)
- 210.75
- 請求記号
- 210.75/Mu43
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
リーダーシップ ビルマ作戦にみる二つの軍団
賭けに出た牟田口中将
東条首相に追従して立案
思いつきの鵯越作戦
三人の師団長を次々に解任
地獄絵図の撤退-白骨街道
トップの独断が悲劇を招いた典型例
陸軍の形式主義と海軍の実質主義
敗戦の将官が次々に栄進
上下の信頼感にあふれていた第二十八軍
神がかりの牟田口、合理主義の桜井
戦史に残る名撤退-桜井軍団
決死のシッタン河渡河
陸軍中枢部の無定見ぶり
本田技研と岡田三越の対照
これぞ本当の将官の責任感
証言 特攻隊生き残りとして考えた指導者の責任(石川達男)
日本型人事 ノモンハン敗退を招いたエリート偏重主義
日本軍が喫した初の大敗北
関東軍の露骨な独断専行
ソ連軍の輸送力を見誤る
井置中佐に自決強要
上級は責任回避、下には厳しい処罰
勇気づけられた専務の激励
陸軍上層部は兵隊を軽視した
警察に残る陸軍の悪弊
証言 元防衛庁高官が学びとった戦史からの教訓(加藤陽三)
時代の変化 ミッドウェー失敗と大企業病の共通点
短期決戦主義だった山本長官
もう一時間早く敵を発見していたら
”兵力集中”無視の作戦構想
見習うべき米海軍の抜擢人事
今も昔も変わらぬ”慢心”
ミッドウェーの失敗を教訓にする天谷直弘氏
大企業病は現代の大艦巨砲主義
”ジャパン・アズ・ナンバーワン”は幻想
証言 人を活かす海軍式人事管理の要諦(源田実)
証言 日米の国民性からみた貿易摩擦問題(小松勇五郎)
選択眼不在 情報戦で敗れた太平洋戦争
唯一の成功例を除いて完敗
握りつぶされた小野寺電
ヤルタ会談まで打電したが、中央は無視
NHKが信ぴょう性を裏付け
「戦略情報」具眼の士の不在
暗号漏れにまったく気づかず
盗まれていた日本の外交暗号
最高機密文書さえ敵の手に
機密紛失責任より名誉問題が優先
雰戦敗退が招いたもの
情報氾濫時代の中の真の選択眼
証言 日米情報戦争学徒出身、海軍特信士官奮戦記(野村長)
証言 マスコミが放棄した真実報道への努力(清宮龍)
情勢判断 開戦に引きずり込まれた指導者たちの責任
知米派追い出しの陸軍人事
軍部ファッショを招いた原因
昔も今も”四面楚歌”の日本
海軍首脳はなぜ開戦に反対しなかったのか
近衛文麿首相の悔恨
本間雅晴中将が語った驚くべき話
右翼領袖と近衛公の関係
再校-東条英機の戦争責任
憲兵使って迫害の数々
奸物たちで側近を固める
証言 東条内閣の権力政治に抵抗した戦争悲話 懲罰人事で二等兵にされた「勅任官」(松前重義)
証言 東条退陣にとどめを刺した岸信介氏の行動(中谷武世/赤城宗徳)
国家の責任 勃利陸軍病院始末記
証言 同胞を”棄民”した関東軍参謀たちの罪(竹田厳道)
戦争体験 学徒出陣兵が見たもの忘れ得ぬジャバの反乱
あとがき
資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。
- 担当:
- 図書情報部 図書係
- 電話番号:
- 03-3222-2573
- FAX:
- 03-3222-2626

