図書目録ヒノマル ヒノマル資料番号:060007450

「日の丸」「ヒノマル」

サブタイトル
国旗の正しい理解のために
編著者名
三浦 朱門 著者/吹浦 忠正 著者
出版者
海竜社
出版年月
2001年(平成13年)1月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
286,9p
ISBN
NDC(分類)
288.9
請求記号
288/Mi67
保管場所
閉架一般
内容注記
年表あり 文献あり
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

1章 国旗の必要性を鮮烈に感じたとき(三浦)
「日の丸」がなかった家
「国旗を買うより、すき焼きを食べたほうがいい」
買った「日の丸」は最低の木綿製
日本車である証拠は?

2章 国旗少年から国旗研究家へ(吹浦)
鮮烈だった「星条旗」
国旗への興味に目覚めた小学校四年生のころ
二十一世紀を国旗から読む 

3章 国家がなければ基本的人権は保障されない(三浦)
民族、国家を超越した場所で
「日の丸」を美しいと思った体験
国旗で示す個人の帰属意識
血の純潔ということ 
自分は何のためなら死ねるのか

4章 日本人にとっての「日の丸」とは?(吹浦)
ベトナム国旗に猛反発したベトナム難民
国旗は命がけで守るべきもの
敗戦で変わらなかった「日の丸」
「日の丸」禁止で、”心の中の日の丸”も失った人々
「日の丸」に敬礼した日系二世
ナプキンに口紅で書いた独立祝いの「日の丸」

5章 「日の丸」は軍隊の正式な旗ではなかった(三浦)
「日の丸」はシャバから持ちこんだ「私物」
天皇から直々に授与されたのは連隊旗
「日の丸」は戦場で識別のために使われた
陸・海・空軍の旗について
自立した国家としての日本を表す「日の丸」

6章 歴史の変動の中でも変わらなかった「日の丸」(吹浦)
「神聖」な連隊旗の最期
官も民も、陸上でも水上でも「日の丸」は同じ
戦前の小学校での国旗教育
二十六回も変わった「星条旗」
美術作品としての「星条旗」も
国旗のデザイン確定の難しさ
政治とともに国旗が変わった国々 

7章 「日の丸」への反感は何に由来するのか(三浦)
右翼の「日の丸」、左翼の赤旗
アメリカの州にならなかった国
国旗侮辱罪とナショナリズム
日本を象徴する旗は他にあるのか
「日の丸」は朝日の象徴
国旗が”歴史の汚れ”を表すのではない

8章 世界的な舞台での「日の丸」(吹浦)
「日の丸」に対する少数派の横暴について
中国の「五星紅旗」について
アメリカの国旗の影響を受けた国
ナショナリズムの成熟と国旗観
赤十字のマークを統一できない事情
オリンピックの感動を高めた国旗
おでこや頬に描かれた「日の丸」
選ばれた旗地は「エクスラン」

9章 「日の丸」への怨念が意味するもの(三浦)
松飾りと「日の丸」の正月風景
物々交換された捕虜の「日の丸」
潰えた社会主義国家への夢想
戦後的な日本を全否定する人の意地
「日の丸」反対の底にある怨念

10章 グローバリゼーションと主権国家の尊重(吹浦)
健全なナショナリズムは世界を秩序づける
グローバリゼーションは均質化ではない
国旗を尊重することはその国を尊重すること
子供に国旗への敬意を教える国
「日の丸」侮辱事件の教訓
”国旗”引き降ろし事件がもたらした緊張 

11章 「グローバリゼーション」ということ(三浦)
「グローバリゼーション」と「モンデュアリズム」
産業革命が取り払った障壁
先進的技術の普及と”地球化”の関係
”地球化”はアメリカ化ではない
日本には日本の民主主義がある
グローバリゼーションを支えるのは民族文化・国家、多民族国家

12章 世界の国旗と「日の丸」が生まれたころ(吹浦)
「日本最古の日の丸」?!
”「日の丸」に背くは朝敵”だった時代
ヨーロッパで国旗が生まれたころ
国旗の一番古い使用例
紋章学の複雑なルール
「日の丸」は最も最近、法制化された国旗
議場内での国旗掲揚をめぐって

13章 世界情勢を国旗で読んだ幕末の人たち(吹浦)
外国への関心を表した国旗本
外国船の旗は世界情勢の手がかり
日本最初の本格的な国旗図鑑
絵師の想像で描かれた象やライオン

14章 総船印から国旗「日の丸」へ(吹浦)
「日の丸」選定に貢献した三人の「殿様」
「日の丸」を掲げた咸臨丸、「日の丸」で迎えたアメリカ
日本の領土として初めて「日の丸」が立った父島
「太政官布告」で二通りのデザイン案
明治六年、「日の丸」は国民のものになった
昭和六年、国旗法案は可決したが・・・

15章 国旗はどのように制定されたのか(三浦)
ヨーロッパ人の個人の帰属意識
王家の紋章が国家の印となる
「ユニオン・ジャック」は守護聖人の旗の合成
なぜ、小笠原に「日の丸」が掲げられたのか
なぜ、日本を太陽で表すのか

16章 アメリカ合衆国に見る国家の基準(三浦)
アメリカ合衆国はアメリカ合州国だ
ハワイ州旗の中の英国国旗
合衆国憲法は州の外交文書
アメリカの基本的人権は日本より遅れている
超大国アメリカの他国への内政干渉について

終章 人は「ナショナル」を経て「インターナショナル」になる(三浦)
東大生としての二つの誇り
自立していることとアナーキーであること
成長過程に合わせて定められた教育の態様
人は母国語の文化の中で育つ
民族性は第二の天性である

あとがき(吹浦)
「日の丸」の歩み
参考文献

<巻末> 世界の国旗

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