シベリア抑留者への鎮魂歌
- サブタイトル
- 編著者名
- 富田 武 著者
- 出版者
- 人文書院
- 出版年月
- 2019年(平成31年)2月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 210p
- ISBN
- 9784409520758
- NDC(分類)
- 210.75
- 請求記号
- 210.75/To58
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
序章 シベリア出兵とシベリア抑留
はじめに――二〇一八年夏ロシア極東慰霊・墓参団に参加して
第一節\tイワノフカ村事件と「出兵」の歴史的影響
1 イワノフカ村虐殺事件
2 「出兵」は日本軍に何を残したか
第二節\tアムール州における日本人捕虜
1 州全体の状況
2 各分所の様子
第一章\tソ連で銃殺刑判決を受けた日本人 一九四五-四七年
はじめに
第一節\tソ連抑留の「戦犯」と裁判
1 「戦犯」と根拠法
2 裁判の実態
第二節\t銃殺刑判決の罪状と法的根拠
1 対ソ諜報活動
2 反ソ武装行動
3 捕虜脱走時の警備兵、住民の殺傷
第三節\t既存の知見と照合して
1 対ソ諜報活動
2-1 反ソ武装行動
2-2 南樺太での朝鮮人虐殺
おわりに――今後の課題
第二章\t中村百合子――諜報活動の謎と女囚の生き様
はじめに
第一節\t中村の経歴を追いかける
第二節\t北朝鮮での諜報活動、逮捕、取調べ
第三節\tモスクワ、タイシェット、ハバロフスク
おわりに
第三章\t石原吉郎――抑留を二度生きた詩人の戦後
はじめに
第一節\t石原の帰国――詩作と心境
第二節\t抑留を追体験するエッセイ
第三節\t収容所における失語と自由
第四節\t石原の見た戦後日本社会
第四章\t四國五郎――抑留体験とヒロシマ
はじめに
第一節\tフルムリ収容所にて
1 フルムリでの労働と生活
2 民主運動への参加と文化活動
3 原爆の広島投下を一年半後に知る
4 帰国を夢見てナホトカへ
第二節\tナホトカ収容所にて
1 民主運動の激化
2 ハバロフスク本部とナホトカ現地の対立か
3 四國の文化運動の開花と批判
4 四國の鋭い人間観察
第三節 日本帰国後の四國
1 ナホトカから舞鶴へ、広島へ
2 帰郷翌日に入党して活動
3 党の分裂と地元ヒロシマへのこだわり
終章 抑留研究の過去・現在・未来
はじめに
第一節\t政治問題としての抑留問題
第二節\tペレストロイカ以降の研究
第三節\t抑留研究会発足後の成果と今後の課題
おわりに
資料 個人記録データベース化の提言
おわりに
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