「リンゴの唄」の真実
- サブタイトル
- 戦後初めての流行歌を追う
- 編著者名
- 永嶺 重敏 著者
- 出版者
- 青弓社
- 出版年月
- 2018年(平成30年)10月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 194p
- ISBN
- 9784787220790
- NDC(分類)
- 767
- 請求記号
- 767/N15
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- 参考文献あり
- 昭和館デジタルアーカイブ
凡例
はじめに
第1章\t戦後初の音楽映画『そよかぜ』と並木路子
1 八月十五日と文化的真空状態
2 「戦争の歌」の呪縛
3 「歌を忘れたカナリヤ」
4 日本芸能社による「新流行歌の大衆審査」
5 「ムシズ」が走る映画『そよかぜ』
6 『そよかぜ』のストーリー
7 戦争映画と敵性音楽の呪縛
8 「リンゴの唄」は挿入歌?
9 映画『そよかぜ』は一カ月で撮影された
10 並木路子「リンゴ娘」に抜擢
第2章\t「リンゴの唄」の誕生と反響
1 「リンゴの唄」の曲は汽車のなかで書かれた
2 歌詞を書いたのは戦時中?
3 東京での封切り興行は二週間だけ
4 地方での上映はさらに少ない
5 とりえは「リンゴの唄」のリズムだけ
6 高見順も「全くひどいもの」
7 『そよかぜ』は本当にGHQの検閲第一号か
8 音楽映画が相次ぐ
第3章\t「リンゴの唄」、ラジオで人気が沸騰する
1 新聞のラジオ欄と並木路子
2 並木路子のラジオ出演履歴
3 並木路子の回想
4 『砕かれた神』の衝撃
5 『洋楽放送記録』と『放送番組確定表』という資料
6 「リンゴの唄」の放送形態の多様性
7 ほかの歌手も「リンゴの唄」を歌う
8 並木路子のラジオデビュー
9 『映画スターの午後』の解説者として
10 歌手としての並木のラジオデビュー
11 初めてラジオで「リンゴの唄」を歌う
12 『希望音楽会』に「リンゴの唄」の希望殺到
13 『希望音楽会』への出演
14 『紅白音楽試合』で「リンゴの唄」を歌う
15 古河ロッパの日記
16 終戦の年の「歌いくらべ」
第4章\tレコードによる流行の本格化
1 終戦後のレコード界の苦境
2 「リンゴの唄」はB面?
3 レコードも圧倒的売れ行き
4 レコードによる流行の増幅作用
5 一九四六年の「リンゴの唄」放送
6 ラジオの「ながら聴取」による流行拡大
7 実演でリンゴ投げのパフォーマンス
8 並木路子というスターの誕生
第5章\t「リンゴの唄」を歌う国民
1 駅や学校で歌う
2 終戦後のラジオの新番組
3 『のど自慢』で最も多く歌われる
4 進駐軍と「アップルソング」
5 復員船で看護婦たちが合唱する
6 捕虜収容キャンプで兵士たちが大合唱する
7 引き揚げ船で船員たちが歌う
8 終戦と帰国をことほぐ歌
9 引き揚げ歌の伝統と「赤化」
参考文献
付録1 『そよかぜ』概要と挿入歌
付録2 『洋楽放送記録』『放送番組確定表』補遺
あとがき
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