秋田實 笑いの変遷
はじめに
第一章 笑いのある日常
盆踊りの音頭
幼年時代の演芸体験
新世界の高級萬歳
笑話博士
落第時代
同人誌『辻馬車』のプロレタリア小説
第二章 左翼活動
「新人会」と「大学左派」
雑誌『戦旗』
和裁塾生の証言
対話形式読み物
第三章 「脱萬歳」から「新漫才」へ
しゃべくり漫才誕生
落語風「お笑い世相座談会」
『犯罪公論』の「新いろは落語」
『人物評論』の「インポシブル・インタビュウ」と「珍掛合噺一九三三年送別座談会」
『婦人公論』のモダン萬歳「恋愛禁止法」
漫才「早慶戦」と「耳の耳」
『サンデー毎日』の二人漫才「貞操問答」
第四章 笑いの試行錯誤
ラジオ二人漫談「家庭天気図」の失敗
エンタツ流「笑いの作り方」
映画「あきれた連中」
結婚
ネタのセリ市
左翼活動から漫才へ
漫才道場と新興演芸
第五章 戦時下の漫才
週刊誌の読み物漫才
「笑いの研究」
戦地の長沖一さんへの手紙
『週刊朝日』の「風俗週評」
慰問袋の漫才台本
お座敷芝居と修正漫才
雑誌『銃後の大阪』
福井県坂井郡坪江村へ疎開
満州演芸協会へ出向
新京・終戦直後のソ連兵
引き揚げ船中の決心
第六章 京都時代の仕事
終戦直後の演芸界
『PHP』の漫談「僕のユーモア英語」
『スクープ週刊特ダネ』と雑誌『大都会』
字引きの煙草
京都鞍馬口の暮らし
MZ研進会
月刊拳闘読物雑誌『拳闘 男性美』
福井大地震
ペンネーム「石村鞍吉」
拳闘見物
『花形通信』と『ユーモア・ダイジェスト』
小学校で漫才大会
地蔵盆の余興漫才
NHKラジオ放送「上方演芸会」
競馬復活
第七章 宝島新芸座時代
O・ヘンリーと「悪人物語(刺青物語、又は、刺青)」
新芸座「あれもこれもショウ」
大阪へ引越し
漫才コンプレックス
民間放送開局
団欒タイム
新芸座一回目意見食い違い
「漫才学校」と「夫婦善哉」
新芸座二回目意見食い違い
第八章 漫才作家養成
雑誌『上方えんげい』
トランプ「七ならべ」
祖母と競馬
「本読み」
親と子供は同い年
雑誌『漫才』
第九章 ライフワーク時代
雑誌『文藝倶楽部』
初めての入院
『秋田實名作漫才作選集』
漫才台本の書き分け
半自叙伝『私は漫才作者』
「笑の会」
お正月の「お金つかみ」
『醒酔笑』
『ユーモア辞典』
辞世の句
おわりに
年譜