シベリア 第二部
- サブタイトル
- 望郷の風雪無常
- 編著者名
- 林 照 著者
- 出版者
- 新風書房
- 出版年月
- 2010年(平成22年)
- 大きさ(縦×横)cm
- 21×
- ページ
- 288p
- ISBN
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/H48/2
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
1 人別は荒野に消される
キルガの温かい民情も待機労働に病む
初の個人調査は弱者切り離しだ
転属した療養大隊に作業が待っていた
贖罪の労働は尽きず荒野を流される
2 氷風定まらぬ帰国病弱者
寒凍の大氷原に苦闘をする士の灯
病む身体に民主主義の芽生えが重く
優先帰国で戦友の溝は埋まらず
3 自衛の行動が戦友を動かす
馬橇を放棄してソ刑を苦慮する
忘れ難い馬橇後マシイナで心が通じる
軍制を反故にされた兵たちの苦闘
4 若人の真情死に神に寄る
死に神
医務室で知るうつり変わりは
タイガーを出て水温二度の丸太流し
5 日本人の足跡と母の一念に奮起する
祖国への道は遠く多様な労働に苦しむ
母の一念がシベリアに届いた
友情と民主主義が待つクラスノレーチカ
6 我らの意欲に哨兵が畏怖した
民主化のネルチンスクで作業が始まる
未組織の分団長は製板や採石に回される
民主同盟に去られ苦闘しつつ作業長に
7 逃げ出した大隊指導部の後を飾る
指導部が放棄した作業を軌道に乗せる
赤い夕陽の草原で負けられんぞと働く
楽しみを止めた成果の影に苦悩の病者
8 作業の成果に民主同盟が見直す
アラジェスカで青同との争いに苦しむ
相剋を克服講演で多勢に信頼される
9 望郷への労働が民主運動を揺るがす
昏迷の道定まらず氷魔を離れキルガへ
キルガの苦闘は労働の他にも
帰国への意欲が自らを励まして働く
10 不可解なテロや民主同盟には屈せず
望郷に結束をした我等の前にノルマが
不可解なテロに蠢く影が見えず
査問を言い抜け冬将軍の猛威と闘う
11 激動を制する我等の結束
帰国が見えるや吊るし上げは熾烈に
天の恵みが激労を癒し執行部遂に屈す
激変で已むなく新しい道に踏み込む
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