シベリア 第一部
- サブタイトル
- 白墓の丘
- 編著者名
- 林 照 著者
- 出版者
- 新風書房
- 出版年月
- 2012年(平成24年)6月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 312p
- ISBN
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/H48/1
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
1 普段着で国家の召しに応じる
出征先はいずこか
東から西へ 人々の思いが異なる
爽やかに門司からの出港
2覆面集団洛陽に
軍容を調え洛陽を目指す
北支の山河を越えて洛陽に到達す
3 実践で成果をあげ桂林の原隊を追う
軍人精神を涵養する教育を受ける
強く正しく朗らかに桂林を目指す
我が中隊は武昌大東亜寮に到達す
4 二報患者に尽くす武昌陸軍病院
武漢を潰す米軍の猛爆中に倒れる
二報患者が生き延びて紀元節を祝う
分院の博愛を継ぐ本院に迎えられた
生きて日本へと願う武昌本院を離れる
5 国家の思し召しも錦県で幻になった
後送の漢口一陸は世界の重囲に焦る
あゝ終焉の踊りが溢れる湘桂二千粁
不好儲備券でも大黄河を越え北京に帰る
北京から錦県へ帰国列車は幻になった
6 軍命で錦県を立ち奉天の瓦解を見る
敗戦国家の尊厳を守る兵士が蘇る
ララ屯で己を焼失 錦県に思いが残る
静観の満人 加害者はロシア兵だ
7 勝者は笑顔でシベリア圣由を勧める
敗残の身に故山遠く迷路別れる
背広に隠れて病兵をシベリアに
敗戦の無常と厳しさに新京で泣く
食事を半月に三回で氷のハラゴンに堕す
8 万物凍える氷点下五〇度のなかに
氷結のなかで生きるには
氷結に生きる苦労
9 寒凍下塩湯の激労に人の力が消える
伐採の影に食の不安が募る
地獄の寒凍伐採に底が見えず
塩湯で苦闘する極限のハラゴン
飢えと酷労で兵が動けなくなった
10 衛生休養 国際郵便に春が見えず
どん底の我らに明日があるのか
全滅を阻止したソ連側による衛生休養
休養一カ月兵士が哭く代価労働復活
11 白墓の丘
風荒ぶハラゴンの猛焔に苦しむ
燃焼するハラゴンの苦闘に山容衰えず
思えば悲し闇路にハラゴンを出される
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