図書センゴ シチジュウニネン ノ ショウゲン ナマ ノ コエ060006675

戦後七十二年の証言「生の声」

サブタイトル1~10
戦時下に生きた青少年の体験記 第四集
編著者名
鈴木 越夫 編著者
出版者
[鈴木越夫]
出版年月
2017年(平成29年)7月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
595p
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/Su96/4
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

はじめに(鈴木越夫)

一 満州、中国、シベリアなどでの体験
 褐色の記憶・〈るんご〉の記憶(有川美亀男)
 ノモンハン事件の国境標識と東武三十八部隊のことなど―一〇〇歳の追想(市川八十夫)
 独立野砲兵第十一聯隊、段列長・片貝類造の記録―八ヶ年の中国戦線(片貝一英)
 駅馬開拓邑からソビエト、そして赤城南麓開拓村へ(小池安好)
 満蒙開拓青少年義勇軍そして二年十か月のシベリア抑留(須田政雄)
 冬は鋳物工場、夏は農場―チュレンホーボの収容所(岡田和友)
 十九歳で召集、地雷で大怪我(五十嵐照次)
 タイシェット地区の第四収容所(角田勝平)
 ソ連の略奪兵来たる―大連終戦記(高井敬子)
 三十五歳の父が残したもの―北支で昭和二十年十二月三十日に戦死(飯塚勝久)
 戦後、父と母から聞いた森山家の満州秘話(森山昭治)
 戦地北支での生活そして家族への想い―北支から家族にあてた便りより(星野耕樹)
 九月四日―引揚孤児の日本上陸(小口秀夫)

二 ニューギニア、インパール、テニアンなどでの体験
 死のサラワケット越え(飯島誠)
 『散華』と岳父・矢島幾弥の戦争体験―『散華』を読んで知った戦争の真実(小川泰義)
 インパール作戦からの生還―ジャングルの苦しみ(金古正士)
 「捷一号航空作戦」レイテ海戦中、セブ島近海で戦死した父(新井仁)
 第六七警備隊(ナウル島)軍医長としての体験(土岐正)
 遺書と死亡状況概要書など(長沼茂)
 兄の遺骨―ダンピール海峡(丸山繁夫)
 三つの陰膳―長兄はバシー海峡で戦死(茂木ミサエ)
 テニアン島での戦争体験(田口正春)
 ダンピール海峡の悲劇の真っただ中にいた父(原崎信子)
 首相の真珠湾慰霊に寄せて(村上美代子)

三 陸軍前橋〔堤ヶ岡〕飛行場で訓練をした特攻隊「誠隊」のことなど
 前橋〔堤ヶ岡〕飛行場より飛び立った特攻隊「誠隊」とともに(三上登喜子)
 少年飛行兵学校の生活と陸軍航空特攻隊(竹内兵八)
 私の戦争体験―水際特攻隊(田口伸)

四 終戦間際の本土防衛の体験など
 戦争の残像―関東軍の南下・沖縄県宮古島警備(浅岡宏)
 玉砕の硫黄島に生きた「野口 巖 軍医」(松崎茂)
 終戦間際の本土防衛―B29三機を撃墜(湯浅枩太郎)
 飛行機の整備兵(清水晴男)
 急造爆雷で肉薄攻撃―わずか二か月ちょっとの軍隊生活(梅山國雄)
 文科系の徴兵猶予停止、砲兵学校へ(木下譽)

五 高崎連隊など軍事施設周辺の人々の体験
 防空壕・陸軍の資材置き場となった洞窟観音と高崎号のことなど(荒井宏介)
 相馬ケ原演習場―戦中・戦後(松崎茂)
 疎開の子、堤ヶ岡飛行場、近藤義雄兄ちゃんのこと(藤ノ木成)
 岩鼻の日本火薬に勤める(堀越せん)
 毒ガス部隊が駐留した沼田の街(高山正)
 新制沼田中学校は東部第四十一部隊の兵舎(馬場信昌)
 終戦前後の立川駅界隈のこと(柴崎義雄)
 三鷹の空襲と幸運(坂庭光雄)
 神風が吹くと半分信じていた(福島百合子)
 父、貞夫の新発田十六連隊と義父母の東京第一陸軍造兵廠を訪ねて(瀬下三枝子)
 終戦前後、前橋周辺の思い出(横室勲)

六 高崎、前橋、太田などでの空襲の体験
 国民学校生の記憶に残る高崎の空襲(井上詠子)
 空襲―下斎田の空襲と耐乏生活(田口ふみ子)
 昭和二十年小学校六年生戦時の記憶―下斎田の空襲など(田口照)
 終戦の日の思い出〔昭和二十年八月十五日〕―飯塚町の空襲(植原稔雄)
 終戦前後の飯塚(植原弘明)
 前橋大空襲を体験して(西川清)
 父の出征・戦没と太田大空襲の思い出(茂木晃)

七 中学生・女学生・師範学校生などの体験
 敗戦の混乱期の学園生活など―「椎樹No.17」と「高女創立七十周年記念誌」より(望月清世)
 兵舎で学んだ思い出(桜井芳栄)
 連隊校舎(小林隆志)
 終戦前後の高崎工業学校と出征兵士の農家への勤労奉仕(齊藤曻)
 戦時色におおわれた女学校時代(木下正子)
 十七歳で教壇に立って(長井晴子)
 太平洋戦争前後の児童・生徒の生活(松田誠)
 戦中そして戦後間もない頃の学校生活(森平文作)
 師範学校入学、学徒動員、そして(鈴木芳雄)
 戦時中の教員時代のことなど―父永井定吉の手記より(永井伊津夫)
 前女四年二組・小野木家寿子の「理研工場日記」(清水家寿子)

八 疎開の子供たちの体験
 遥かな思い出〔疎開生活〕(入澤洋一)
 五十年目の伝言―「疎開児童の歌日記」(千々和矩子)
 瀬戸内海の体と上州の風―疎開暮らしの少年だった私への返信(原佑典)

九 高崎連隊周辺の子どもの体験
 終戦前後の乗附練兵場と国民学校のことなど(松本源治)
 戦争中を懸命に生きた人々の思い日々―孫たちに伝えたい(齊藤鈴子)
 小学校一年から五年までの戦時中の記憶(吉村晴子)
 防空壕・機銃掃射と小母さん・遊び場を奪ったサッカー(山﨑千代子)
 第十五連隊の近くに住んでいた一少女の追想(和田牧惠)
 村は老人と女・子供だけに(春原けさ)
 十五連隊、高崎の空襲、物資不足のことなど(角田吟代)
 戦争と共にあった子供時代(茂木富美代)
 食糧不足―毎晩夕食は「おっ切り込み」(須田貢)
 箕輪国民学校生の見聞録(田中二郎)
 国民学校、空襲、疎開児童のことなど(大野わかよ)

十 高崎の「原爆展」、神風寮イ号二番室日記、軍事郵便など
 十五連隊周辺のこと、一九五二年夏・原爆展のこと―高崎の平和運動(松浦幸雄)
 父の東京航空神風寮イ号二番室日記(嶋田征郎)
 二・二六事件、戦地からの軍事郵便など(浅野周夫)

あとがき(鈴木越夫)