図書イクサユ ト ウチナー シバイ060006632

戦世と沖縄芝居

サブタイトル1~10
夢に見る沖縄 元姿やしが;平成29年度 第18回特別企画展
編著者名
沖縄県平和祈念資料館 編集・発行
出版者
沖縄県平和祈念資料館
出版年月
2017年(平成29年)10月
大きさ(縦×横)cm
30×
ページ
74p
ISBN
NDC(分類)
772.199
請求記号
772/O52
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
年表あり 文献あり
会期:平成29年10月5日~12月10日
和書
目次

あいさつ
展示会の主題と構成

第Ⅰ部 沖縄芝居のはじまり
1 沖縄芝居の誕生
(1)琉球処分-沖縄芝居の芽生え-
(2)初期の沖縄芝居-沖縄芝居の誕生-

2 日清・日露戦争と沖縄芝居
(1)琉球処分に対する反応
(2)日清戦争-演劇改良運動のはじまり-
(3)日露戦争-強まる日本への傾斜-

3 近代沖縄女性と沖縄芝居
(1)「芝居見物は禁止」-芝居に対する人びとの反応-
(2)男女別芝居観客者数
(3)「帽子くまぁ」と芝居-アダン葉帽子工女が支えた沖縄芝居-

第Ⅱ部 沖縄芝居の受難
1 法に依る規制
(1)明治15年の「遊劇興行取締令」-はじめての取締令-
(2)明治25年の「演藝場取締規則」-規制の強化-
(3)昭和4年の「興行場及興行取締規則」
2 新聞による沖縄芝居への批判
(1)新聞の発刊-沖縄近代化の担い手-
(2)新聞にみる沖縄芝居への批判
<コラム>「ユタ狩り」と沖縄芝居

第Ⅲ部 戦世と沖縄芝居
1 戦時下の沖縄
(1)「方言論争」以前-「琉球人」を「日本人」へ
(2)「方言論争」
(3)標準語励行と沖縄芝居
<コラム>新聞は1県1紙に-新聞統制-

2 灰燼に帰す沖縄芝居
(1)変容する沖縄芝居
(2)軍事援護劇の登場-脚本と検閲-
<コラム>「軍神 大舛大尉」
<コラム>「興行取締ニ関スル件」
<コラム>戦時中の娯楽-落語や漫才はOK?-
(3)灰燼に帰す沖縄芝居
<コラム>大阪で生き続けた沖縄芝居
<証言>「大阪の沖縄芝居」(宮城久松氏)
、証言>「大阪と沖縄で見た芝居」(山端立昇氏)
<証言>「戦時と芝居」(島袋光裕氏)

第Ⅳ部 戦後の復活といま
1 沖縄芸能の復活
(1)ゼロからの出発
(2)収容所における芸能の芽生え
<コラム>日系米兵が見た終戦直後の芸能
(3)クリスマス演芸会
<コラム>沖縄戦最中の演芸会
(4)松・竹・梅劇団の結成
<コラム>「村芝居」

2 次世代へ受け継がれる「沖縄のこころ」
(1)沖縄芝居の今
(2)「表現の自由」と「沖縄のこころ」
<コラム>大日本帝国憲法と「表現の自由」-表現は不自由?-
<証言>「『四つ竹』を持って10・10空襲を逃げ回った-軍事援護劇デビューから始まった役者人生-」(瀬名波孝子氏)
<「マヤーがちょーんどー!(猫が来てるよ!)-方言禁止を機転で切り抜け演じ続けた沖縄芝居-」(八木政男氏)

資料編
年表
参考文献
写真・資料一覧