「わたし」を生きる女たち
- サブタイトル
- 伝記で読むその生涯 SEKAISHISO SEMINAR
- 編著者名
- 楠瀬 佳子 編/三木 草子 編
- 出版者
- 世界思想社
- 出版年月
- 2004年(平成16年)1月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 14,270p
- ISBN
- 4790710785
- NDC(分類)
- 281
- 請求記号
- 281/Ku93
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
はしがき
第1章 芸術を生きた女たち(草間彌生/オノ・ヨーコ/小倉遊亀/三岸節子)
描く衝動に駆られて―草間彌生の生き方
ジョージア・オキーフに手紙を書く―アメリカへ
「無限の網」―水玉の集積で歴史に反旗をひるがえす
男根の立体作品から性の解放へのハプニングへ
帰国―偏狭な日本の男画壇を見る
「世界で最高の前衛アーティスト」
既存の芸術の枠組みを壊す―オノ・ヨーコの生き方
音楽と詩に魅せられて
前衛音楽にひたったサラ・ローレンス大学時代
前衛アーティストとして活動開始
ジョン・レノンと出会う
フェミニスト・アーティストとして
ありのままの自分を貫く
絵を描くことは私のすべて―小倉遊亀の生き方
人生の師との出会い
納得する絵を描くために
欲張りな仕事は長生きしなければできない―三岸節子の生き方
女性画家として
フランスで過ごした二〇年
第2章 女性の権利獲得のために闘った女たち(岸田俊子/福田英子/市川房枝/ベテア・シロタ・ゴードン)
日本初の女性民権運動家―岸田俊子の生き方
生い立ち
民権から女権論へ
民権獲得から社会主義への道―福田英子の生き方
男女平等への思い
人権へのめざめ
女たちの選挙権を求めて―市川房枝の生き方
新婦人協会を設立
婦選ついに実現
日本の女たちの権利獲得のために―ベアテ・シロタ・ゴードンの生き方
ベアテの見た日本女性
第3章 働く女たち(山本和子/小篠綾子/山内みな)
敗戦そして鈴鹿市職員へ―山本和子の生き方
職場での差別に直面
昇給闘争へ
控訴から和解へ
女性の服装を変える―小篠綾子の生き方
生い立ち
洋服の夢
自分の力で
紡績女工から労働運動へ―山内みなの生き方
第4章 スポーツと女性
世界選手として、女性のパイオニアとして―人見絹枝の生き方
テニスに夢中の高女時代
二階堂女塾で体育を学ぶ
記者として選手として
走り幅跳びで世界新記録
コーチについて本格的に練習
仕事が第一、スポーツは「趣味」
アムステルダム・オリンピックスへ
初の八〇〇メートルで二位に
ミリア会長にはげまされて
後輩養成のために
「女たちの手で女の選手をオリンピックへ送ろう」
再開のよろこび、そして走幅跳びで一位に
冷淡な報道に傷つく
力の限りを尽くして
第5章 女子高等教育に尽くす(津田梅子)
「不思議な運命」を生きる
男のロマン
五人の少女たちの家庭背景
米国での受入れ家庭
結婚の選択
「不思議な運命」を「自分の使命」に変える
夢を育てる
ブリンマー留学
夢を具現化する
人びとのきずな
塾の創立
塾の発展
第6章 廃娼運動を担った女たち(久布白落実/矢島楫子)
久布白落実の「廃娼」へのめざめ
落実の廃娼運動の方向性
矯風会創設者・矢島楫子が歩んだ道
帰国後の落実の運動
第7章 医学を志した女たち(荻野吟子/吉岡弥生)
医学をめざす荻野吟子の生き方
医師を志した「動機」再考
吟子の後半生
女性の医師を育てる―吉岡弥生の生き方
「女性医師」としての出発
弥生のその後
第8章 女と女の関係(尾竹紅吉/平塚らいてう/湯浅芳子/宮本百合子)
「ロマンティックな友情」
「愛の解放区」
紅吉とらいてうの場合
芳子と百合子の場合
湯浅芳子という人
宮本百合子という人
芳子と百合子の生活
第9章 座談会 女の自伝や伝記の楽しさ―出会いの場として
「わたし」を生きる女たち・生没年表
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