図書カタリ ツグタメニ タテバヤシ シミン 110ニン ノ センソウ タイケン060006273

語りつぐために 館林市民110人の戦争体験

サブタイトル1~10
編著者名
館林市民の戦争体験文集編集委員会 編集
出版者
平和のための館林戦争資料展各界連絡会議
出版年月
1985年(昭和60年)10月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
331p
ISBN
NDC(分類)
213.3
請求記号
213.3/Ta94
保管場所
閉架一般
内容注記
年表あり
和書
目次

はじめに(平和のための館林戦争資料展各界連絡会義代表 飯島連太郎)
発刊によせて(館林市長 山本達司)
祝発刊(館林市今日以降委員会教育長 堀越亘)

その時、館林周辺では
 じょうぬまのあかり(松原 はりがやあきえ)
 城沼に爆弾が落ちた〔1〕(当郷 越沢せい・越沢ツネ談)
 城沼に爆弾が落ちた〔2〕(当郷 町田淳一談)
 木戸で散った「飛燕」操縦士のこと(仲町 横塚富子)
 私は見た館林上空の死闘(台宿町 青木信一)
 太田空襲の思い出(尾曳町 内山定三)
 ああ、紅の血は燃ゆる―学徒動員の思い出 元秋田県立大舘高等女学校第二十三期生
  思い出の歌(丸山広夫)
  かたらちの垣根(富樫サカエ)
  あの頃と今―館林を訪れて(成田ヒサ)
 終戦前夜の館林(尾曳町 高橋幾久)
家族の戦争体験を聞いて
 父母に聞いた戦争の時代(昭四六赤羽中二年 西條康弘)
 おまえたちの世代になったらどうなるか(昭五〇赤羽中三年 柿沼聖子)
 戦争を知らない僕達(太田工業高校一年 石原隆)
 文集「父母の戦争体験―戦争を考えるⅢ」より 昭五四板倉高等学校三年
  父に聞いた話・終戦記念日に思うこと(中里葉子)
  暗い青春時代・語り継ごう(須藤千里)
  開拓義勇軍に志願した父・八月六日に思うこと(羽場文子)
 文集「SENSOU・父母たちの戦争体験記」より 昭五七館林女子高校二年
  館林に疎開した母(斉藤由里子)
  疎開して苦労した母と祖母(松島裕美)
  父が語ってくれた太田空襲(山野美枝)
  消えてしまった伯父(吉田ゆきの)
戦争と子ども
 消えないB29の飛来音(広内町 松永守男)
 疎開した幼い日(新宿二 谷津美子)
 梅島村に疎開してきて(朝日町 宮田澄江)
 疎開派の原風景(大街道 松下定光)
 夢を奪われた小学生(羽附 青木ヂン子)
 幼い頃の思い出(上三林 間渕律子)
 ひもじかった育ちざかり(近藤 菊池久子)
 農兵隊に手伝う村の子供(松原 増山タカ子)
戦時下の青春
 戦時下の中学生活(日向 原孫一郎)
 北海道へ援農動員(尾曳町 田口富夫)
 私の十代(堀工 伊藤仁也)
 雨の神宮競技場―学徒出陣壮行会(大手町 中島禎郎)
 “自我亡失”(木戸町 飯塚克己)
 女子挺身隊の思い出(当郷 富塚富美子)
 中島飛行機館林工場勤務の思い出(赤生田 笠原照代)
 飛行機増産へ血を燃やしたあの頃(本町二 藤野福男)
 飛行機と海と青春(青柳 椎名丈八)
 戦時下の教師としてのわが青春(広内町 新井美貴)
空襲・原爆の惨禍
 広島で被爆して(岡野 久保定)
 源氏螢―岡崎で空襲にあって(つつじ町 山縣幸子)
 わが青春の残像(小桑原 伊原五郎)
 焼夷弾の雨をのがれて―東京大空襲(西本町 百田トク)
 前橋空襲―昭和二十年八月五日(大手町 前澤正之)
 空襲下の女学校生活(羽附 松本チヨ)
 終戦の年の日記から(赤生田 遠藤フミ)
戦争にあえぐ家庭と市民
 私の戦争体験―戦争回避は大人の責任(下早川田 江森春江)
 どん底の戦時下に子供を育てて(尾曳町 尾形清)
 戦争はもうごめん(城町 乗中キヨ)
 銃後の妻(朝日町 伊藤信子)
 食糧増産に励んだ敗戦の頃(近藤 若江きみ)
 三児を抱えての疎開生活(小桑原 岡ちか)
 柱時計(篠塚 松崎伸)
 大和魂―中島飛行機工場の思い出(中野 前原隆)
 苦しかった戦時の日常生活(堀工 須永浅吉)
 入隊の日まで(羽附 渡辺牧二)
悪夢の戦線から
 兵隊生活三十二年(堀工 田中秀男)
 初年兵時代をふりかえる(青柳 石塚政義)
 三度召集を受けて(野辺 三田勘四郎・ツネ)
 ラングーン攻略空中戦(青柳 岩堀武司)
 インパール作戦 一兵士の回想(小桑原 島岡義之)
 王道楽土と満蒙開拓少年義勇軍(広内町 中村道)
 満州・北支の広野を駆ける(成島 熊倉正一郎)
 憲兵の思い出(西本町 坂田平一郎)
 思い出したくない思い出(大島町 山本達司)
 蛸壺―日赤従軍看護婦の戦時体験(本町一 金沢登志子)
 九死に一生(城町 野中勇一)
 南方軍総司令部暗号電報班に勤務して(本町三 柿沼徳次)
 生きていた英霊―硫黄島玉砕記(羽附 阿部喜一)
 ニューギニア戦線(羽附 半田準一)
 飢餓の島「ガダルカナル」(尾曳町 吉住一郎)
 回想ノート「東部ニューギニア転進の記録」より(上三林 山野井喜一)
私の八・一五―復員の思い出
 本土決戦敗北の記(堀工 蟇目憲一)
 八月十五日(台宿町 川島維知)
 八月十六日以後(朝日町 伊藤隆造)
 戦友の遺族とのめぐり合い(当郷 山崎昇)
 帰る(四谷 坂村寛)
 訓友会という存在について(新宿 木村礒吉)
還らぬ肉親のおもかげ
 夢の中の父(大島町 峯木純子)
 父の思い出(つつじ町 守随吾朗)
 兄を偲ぶ(羽附 和田文子)
 最後の面会(富士見町 小林洋)
 伯父の遺影(赤生田 遠藤よし江)
 短歌「けふよりは」(堀工 石島テル)
 我が人生の総決算(青柳 鑓田イチ)
 還らぬ息子を待ち続けて(仲町 吉沢タツ)
 硫黄島で戦死した兄の遺品が帰ってきた(尾曳町 尾川八十重)
 戦争って何だろう―ビルマ慰霊団に参加して(新当郷 飯塚久雄)
 追悼のことば―ビルマ慰霊団に参加して(傍示塚 小林浪三郎)
 沖縄「群馬之塔」参拝記(大島町 笠原誠司)
 マリアナ・パラオ諸島 遺骨収集派遣団に参加して(笠原誠司)
抑留・そして苦難の引揚げ
 負傷記(大街道 太田辰夫)
 劇的生還(近藤 大津辰次)
 朝鮮引揚げ体験記(松原 川田智恵子)
 少年の眼から見た引揚げ(つつじ町 古津豊美)
 満州での生活と引揚げの惨状(堀工 渡邉京松)
 残留孤児の由来(千代田町 吉田頼男)
 俳句「異郷の孤児」(千代田町 吉田頼男)
 軍隊と俘虜生活体験(尾曳町 飯塚武雄)
 クズベスクラスノ収容所(当郷 寺内善次郎)
 ソ連軍の強制労働から逃亡して(加法師町 小暮清四郎)
 シベリア抑留生活の思い出(堀工 野村六三郎)
 捕虜の歌(当郷 越澤忠一)
 俳句「難民(旧満州)」(広内町 山田いま)
「戦争」を問い続ける―隣国の人たちと共に
 戦争反対を叫んで(新宿一 藤野斌司)
 戦争についての自戒(城町 坂田しゃう)
 戦争と私(緑町一 勇智勝)
 少年兵・李特攻要員(緑町二 八木橋薫雄)
 君よ知るや北朝鮮への道(広内町 鍋岡弘昭)
 中国軍士官・林開々の思い出(堀工 野村好一)
 在日朝鮮人は旧日本帝国主義の歴史的遺産(太田市 金昌煥)
 うまい話(大島町 久保田昭三)

「戦争資料展」のこと(飯塚克己)
年表
出版協賛者芳名録
あとがき 付・編集委員名簿
平和のための館林戦争資料展各界連絡会議構成団体・個人

題字(川田龍峰)
装丁・カット(菊池偉之)