鹿児島市戦災復興誌
鹿児島市戦災復興誌目次
序文 鹿児島市長 山之口安秀
発刊にあたって
鹿児島市戦災復興誌編集委員会会長 鹿児島市助役 日高又弘
復興土地区画整理審議会会長 永吉兼義
市勢概況
空から見た鹿児島市
第一部 鹿児島市の歴史
第一章 鹿児島のおいたち
第二章 鎌倉から戦国時代の鹿児島
第1節 鎌倉時代
第2節 戦国時代
第三章 江戸時代・鶴丸城と城下町
第四章 城下町の発展
第五章 西南の役前後
写真で見る鹿児島市の明治・大正・昭和
第六章 鹿児島市政発足から太平洋戦争まで
第1節 行政
第2節 交通
第3節 公共事業
第二部 太平洋戦争と被爆
総論
第一章 太平洋戦争
第1節 戦時下の市行政と民間組織
1.戦時下における地方行政の変化
2.戦時下の市役所機構
3.大政翼賛会
4.町内会・隣保班
5.国民義勇隊
第2節 市民生活
1.食糧難
2.強制疎開
3.防空訓練
4.猛獣処分
5.学徒動員・学童疎開
第二章 空襲と罹災状況
第1節 空襲
1.3・18空襲
2.4・8空襲
3.4・21空襲
4.5・12空襲
5.6・17空襲
6.7・27空襲
7.7・31空襲
8.8・6空襲
第2節 罹災状況
1.主要罹災官公庁、団体、学校および会社
空襲罹災直後灰じんと化した鹿児島市街地(写真)
第三章 空襲直後の緊急措置
第1節 4・8空襲直後の緊急措置
1.死体処理と負傷者救護
2.罹災相談所設置・罹災者収容
3.食糧対策
4.郵便貯金即時払い出し
5.倒壊家屋整理
6.罹災者と戸籍
7.日用品の配給
8.空き家処分の相談所開設
9.大迫・鹿児島地区司令官の通達
第2節 4・21空襲直後の緊急措置
1.戦災相談所および非常炊き出し
2.九配の復旧等
3.強制疎開の補償
4.戦災者給与金を迅速化
5.市の人口25%減少
6.地下式仮設住宅の指導
7.医師の適正配置・転出の禁足
第3節 6・17空襲直後の緊急措置
1.死体処理と負傷者救護
2.県緊急対策本部の開設
3.食糧対策
4.戦災給与金支給
5.焼け跡地整理と金属回収
6.仮設住宅
7.戦災死者法要
8.理髪店開業
9.巡回修理班
10.雑炊食堂開設
11.無賃バス運転と国鉄の戦災者無料輸送
12.病院等の仮設、移転
13.町内会の再編成
14.戦災各種官公署団体の移転先
第4節 7・27空襲の死体処理
1.死体処理
2.市役所の移転
第三部 終戦直後の鹿児島市
総論
第一章 終戦
第1節 終戦と継戦運動
1.8月15日前後
2.鹿児島の継戦運動
3.大迫司令官の告諭
4.流言飛語と避難騒ぎ
5.岩切市長の通達
6.8月28日の市会協議会
7.空襲による市有物件罹災に対する保険
第2節 米軍進駐
1.米軍、鹿児島市へ
2.占領軍の陣容
3.占領政策の功罪
第3節 市機構改革、公職追放
1.市役所復帰と機構改革
2.公職追放令
第二章 市街地および市民の表情
第1節 市街地
1.瓦礫の焼け野が原
第2節 市民の表情
1.引き揚げ者および離島復帰者
2.外地引き揚げ・復員
3.ヤミ市
4.食糧難
5.インフレ
6.ホラ穴・バラック生活
7.犯罪の増加と自警団
8.デパート、映画再開
9.伝染病のまん延
10.市立鹿児島女子興業のスト
第三章 終戦直後の自然災害
第1節 枕崎台風
1.枕崎台風の進路および規模
2.枕崎台風の被害
第2節 阿久根台風
1.阿久根台風の進路と規模
2.阿久根台風の被害
第3節 ルース台風
1.ルース台風の進路と規模
2.ルース台風の被害
第4節 桜島の噴火
1.桜島噴火の状況
2.噴火の被害
第四章 終戦直後の戦災地応急対策
第1節 道路、施設等の清掃、整地
1.清掃事業
2.金属回収事業
第2節 食糧問題
1.政府の食糧増産確保緊急措置
2.軍物資の配分
3.20年11月の市食糧事情
4.生鮮食料品の自由価配給
5.戦災跡地農園化運動
6.供出督励、強制収用
7.フリー・マーケットの設置
第3節 医療対策
1.市庁舎内に市立病院
2.終戦直後の伝染病
3.軍政部の清掃呼びかけとDDT散布
第4節 住宅対策
1.ムシロの供出依頼
2.簡易住宅の建設
第5節 交通、水道、ガス、電力対策
1.市電・市バス
2.水道復旧事業
3.ガス・電力
第四部 戦災復興計画
総論
第1章 計画立案
第1節 戦前の都市計画
1.都市計画法適用の指定
第2節 計画立案の経緯
1.暫定方針と原案作成
2.米山助役と梶山浅次郎氏
3.国の基本方針
4.土地区画整理組合等の事業への補助
5.都市計画内申書受理
6.復興部発足
第3節 計画の重点目標
第4節 土地利用計画
1.用途地域
2.防災地域、準防火地域
3.風致地区
第5節 計画街路および土地区画整理区域の決定
1.計画街路および土地区画整理区域の決定
第6節 計画立案と住民意識
1.市会戦災復興対策委員会での激論
2.鹿児島市復興連盟の発足
3.換地計画の一部修正
4.戦災復興院・小栗氏の視察談
第7節 復興計画の概要
1.街路計画
2.公園緑地計画
3.排水計画
4.上下水道計画
5.その他の計画
6.事業費
第8節 戦災復興院通達および各計画標準
1.戦災都市における土地利用計画の設定について
2.緑地計画標準
3.緑地地域指定標準
4.復興土地区画整理に伴う墓地移転について
5.防火地域指定について
第五部 復興事業の実施状況
総論
第一章 実施状況
第1節 調査
第2節 宅地整地
第3節 移転事業
1.建物移転処置
3.墓地移転
4.電柱移転
第4節 街路事業
1.一般街路
2.街路樹
3.橋梁
第5節 河川水路事業
第6節 上下水道事業
1.上水道事業
2.公共下水道事業
第7節 公園・広場事業
1.公園
2.広場
第8節 移設事業
1.瓦斯移設
2.鉄軌道事業(市電)
3.鉄軌道事業(国鉄)
第9節 無断建築の処理
第10節 鹿児島南港の建設
第11節 戦災復興事業と他事業の関連
1.特別都市計画法と農地法との関係による諸問題
2.失業対策事業との関連
3.他の公共事業との諸問題
第二章 財源と事業費
第1節 財源
1.財源の一般措置
2.国庫補助率の変遷
3.財源
第2節 事業費
1.事業費一覧表
第三章 換地と清算
第1節 換地予定地(仮換地)の設計と指定
1.土地の地積及び各種権利調査
2.換地設計の樹立
3.仮換地(換地予定地)の指定
4.減歩率の算定
5.土地評価
第2節 清算金
1.清算金とは
2.整理前後の宅地坪当たり単価について
3.清算金の徴収・交付方法について
4.むすび
第四章 事業施行中の諸問題
1.住民意識と各種反対の動向
2.反対同盟の動きの一部
3.促進同盟等の動き
4.ドッジ・ラインと戦災復興事業再検討
第五章 対処した諮問機関と執行機関
1.土地区画整理委員会
2.土地区画整理審議会
3.補償審査会
4.評価委員および評価員
5.町界、町名、地番の整理と住居表示
6.事業実施機構
第六部 生まれ変わった鹿児島市
総論
第一章 事業実施前後の各工区の表情(写真)
第二章 各工区の成果と現状
1.戦災復興土地区画整理事業実施方針
2.復興土地区画整理区域および事業決定
3.設計認可
4.施行規定
5.各工区の事業内容と現状
第三章 鹿児島港と奄美・沖縄の交易
1.鹿児島港
2.琉球(沖縄)との交易
3.奄美との交易
4.鹿児島空港周辺
第四章 戦災復興事業が経済、文化、交通面に与えた影響
1.経済面に与えた影響
2.文化面に与えた影響
3.交通面に与えた影響
第七部 鹿児島市将来への課題
――結びにかえて――
1.住宅・水・道路交通から
2.その他の諸問題
3.県都としての新総合計画基本構想決まる
鹿児島市基本構想
都市像
計画の基調
施策の大綱
1.心のふれ合う手づくりのまち
2.調和のとれた美しく住みやすいまち
3.健康で安心して暮らせるあたたかみのあるまち
4.豊かな心が育つ香り高い文化のまち
5.活気のあふれる生き生きとしたまち
基本構想策定付属資料
1.計画の構成等
2.鹿児島市総合計画の体系
3.主要指標
戦災復興の思い出
付録
1.市会戦災復興委員会概要記録主要部分抜萃
2.戦災復興20周年記念祭
3.発刊編集委員会と経過など
あとがき