図書目録マゴタチ エノ ショウゲン資料番号:060006023

孫たちへの証言 第29集

サブタイトル
”あの戦争” 記録することで生き続ける
編著者名
福山 琢磨 企画・制作、編者
出版者
新風書房
出版年月
2016年(平成28年)8月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
278p
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/F85/29
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

体験編
◆第一部 国内での体験
特攻出撃、千々に悩む。戦争は永遠の「0」に!(福井県坂井市・上田満善)
東京大空襲の悪夢、言問橋の下へも火の渦が襲う(埼玉県川口市・神澤君代)
「あの夜」炎の海を逃げ延びるも兄、姉は”戦死”(神奈川県・星野百代)
東京大空襲、目をやられた父を叱咤。目覚め死を知る(東京都・原升子)
黒焦げの「炭人形」にされた人びと(千葉県船橋市・石田百合子)
東京大空襲、外手国民学校へ避難するも危うし(東京都・鎌妙子)
焼け出され二人の弟と路頭に迷う(東京都・冨田てる子)
強制建物疎開をまぬがれるも大阪大空襲で焼失(大阪府堺市・橋本光弘)
六月一日の大阪空襲で我が家も灰侭に帰す(埼玉県越谷市・早野敏子)
大阪大空襲の夜、鉄筋ビル地下室で助かる(大阪府箕面市・川口勝久)
大阪大空襲の悪夢、港区の疎開空地で助かる(大阪府豊中市・小室浩士)
堺空襲を外れたB29が焼夷弾落とす(大阪府岸和田市・浦田榮二)
金輪島の曉部隊桟橋で動員中、ピカドンに遭う(広島県東広島市・本谷正輝)
五年後に京都から広島に帰り原爆の惨状に驚愕(金沢市・斎藤愛子)
原爆救助活動で二次被爆、症状出るも生き抜く(広島市・田中芙実子)
敦賀に落とされたのは模擬爆弾だった(福井市・橋本教専)
北海道の僻地へ援農隊として行き畑作に励む(横浜市・南野和歌子)
第一震洋隊、父島で訓練の日々を生きる(福島県喜多方市・菊地貞吉)
機銃掃射受け、麦畑に伏せるも左足甲に被弾(香川県丸亀市・實近昭紀)
思い出したくない、だけど忘れられない(大阪府東大阪市・前田妙子)
台北から南薩摩へ疎開、編入など”涙の思い”(静岡市・井口義久)
浜松爆撃三回、自宅の下敷きになり両親とも不具者に(和歌山県那智勝浦町・西田幹夫)
「消化せず逃げたから焼けたのだ」と罵声(愛知県岡崎市・加藤照)
勤労動員中の防空壕で炎の中の初恋(北九州市・原和義)
執拗なグラマンの機銃掃射に遭うも命拾い(大分県日田市・了戒万知子)
八丈島から長野へ疎開、私だけ東京に残る(東京都立川市・浅沼誉)
父島から長野へ。疎開で三回も国民学校を転校(埼玉県所沢市・雨宮節子)
三宅島から福島の山村へ、強制集団疎開の悲劇(東京都三宅島・浅岡ミチ子)
学童疎開児五十二人を預かった母の戦い(京都府城陽市・吉川幸子)
東京大空襲後、岐阜の中津へ疎開する(東京都・丸井健太郎)
鹿島高女「竹松寮」で十人が犠牲となる(大阪市・前田妙子)
縁故疎開の淋しさ、神戸空襲の恐さ味わう(神戸市・中林ちえ子)
台湾からの引揚げ、記憶の糸を手繰って(大阪府豊中市・青木弘)
義兄の戦死、孤児となった甥の親代わりになった妹(群馬県邑楽郡・立川ツヤ子)
海軍の極秘「剣作戦」で一式陸攻機の改造手伝う(盛岡市・伊藤三男)
父事故死、母子家庭で戦中戦後を生き抜く(仙台市・門馬貞治)
お国のために働くも、BC級戦犯として拘禁される(前橋市・高橋増江)
工場になった学び舎で必勝を信じて働く(神戸市・濱田映子)
父は海軍工廠長でゼロ戦製造にかかわる(広島県熊野町・野呂睦月)

◆第二部 国外での体験
サイパンで生まれ、十九年、父を残し引揚げる(岐阜市・竹中代志子)
学徒出陣、南方へ派遣されるも奇跡の生還(和歌山県田辺市・杉中浩一郎)
満州の錦州で終戦迎え約一年、恐怖の逃避行(岡山県赤磐市・水内経子)
「生きて帰って来て!」。沖縄で生還、結婚の約束果たす(大阪市・吉村章)
樺太から北海道へ、「第二新興丸」で命からがら引揚げ(札幌市・升田昇一)
父、司政官として鎌倉丸で征途に就くも撃沈される(埼玉県所沢市・林弘通)
内戦に巻き込まれ、重工突きつけられる(大阪府堺市・森本龍介)
朔方の落暉、兄と弟失うも命からがら帰国(大阪市・富士弘)
満州拓殖公社員で渡満、暴動に巻き込まれる(岡山県総社市・守安幹男)
終戦前に渡満、死の渕に立つも生きのびる(群馬県前橋市・佐川世根)
奉天を脱出するも平壌で暗澹の日々(東京都・加藤正喜)
国境守備隊の父と官舎で生活、敗戦に巻き込まれる(大阪府和泉市・山本国富)
北鮮での治安良く、ポールチェンコ司令官に感謝(東京都・白石昭麿)
十九年末入営、中国戦線で戦うも生き抜く(広島県福山市・萩原秀行)
「軍隊は運隊」というが、まさに私のこと(大阪市・飯田英二)
飯塚朗氏作詞の『戦いすんで春は来ぬ』に作曲(東京都・衣笠正康)

◆第三部 亡き人たちの証し
陸上選手(槍投げ)で活躍、洋楽を愛した兄(札幌市・佐藤英夫)
父戦死、母病死で三人が祖父母のもとで生きる(大津市・溪久)
進学させてくれた父へ、僕の方から敬礼させてほしかった(福岡市・迎博)

◆第四部 特別編
国内 最期の解散まで比治山の洞窟救護所で闘う(岡山市・河野千寿)
国内 写真遺産、大阪大空襲で焼失するも戦後一冊に(大阪市・上田一郎)
国外 ソ連軍の侵入で開拓団全員が服毒自殺図る(福島市・岸チヨ)
国外 インパール目前、補給絶たれ撤退、死の白骨街道と化す(栃木市・渡邉伊兵衛)
国外 父は『大連新聞』の社長。敗戦の混乱に巻き込まれる(仙台市・宝性晃)
国外 ソ連抑留中建設した建物が今も活用され交流へ(新潟県新発田市・宮野泰)
国外 ミンダナオ島のジャングルで母、砲火浴び命尽きる(大分県日田市・安達秀彦)

伝承編
◆第一部 国内での体験
模擬原爆で大火傷、顔面ケロイドで生きた父(埼玉県所沢市・青柳賀代子)
火炎の木材が飛ぶ中を逃げた~母が語る大阪大空襲~(京都市・大江委久子)
「特攻自爆死」、繰り返してはならぬ人類史上最悪の作戦(岡山県倉敷市・佐藤豊行)
”カツドウ屋”であった父の戦記(奈良市・小川秀人)
伝え聞いた私の戦争体験(富山市・小川勝)
ひいおばあちゃんの戦争(京都市・板垣明音)

◆第二部 国外での体験
独立軍に参加、妻の墓に土下座して謝りたい(埼玉県吉見町・長洋弘)
敗戦で拳銃自殺した将校の検死やらされる(神奈川県川崎市・宍戸幽香里)
軍隊生活の日記を読み、父を偲ぶ(横浜市・小山芳美)

◆第三部 亡き人たちの証し
チモール海に散った父、母の願いで眠る海に散骨(大阪府箕面市・伊藤令聿)

◆第四部 特別編
亡き人 父戦死の硫黄島慰霊巡拝で「部隊碑」を抱きしめる(長岡市・林惣一郎)
亡き人 「父の野戦日記」軍隊の矛盾や悲惨さ突き病死(東京都・竹山醇)

あとがき(福山琢磨)

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