図書目録ニッポン ノ ショウシカ ヒャクネン ノ メイソウ資料番号:060005878

日本の少子化 百年の迷走

サブタイトル
人口をめぐる「静かなる戦争」
編著者名
河合 雅司 著
出版者
新潮社
出版年月
2015年(平成27年)12月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
294p
ISBN
NDC(分類)
334.31
請求記号
334/Ka93
保管場所
閉架一般
内容注記
文献あり 年表あり
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

はじめに―“絶滅危惧種”としての日本人

第一章 人口過剰論の擡頭
 第一項 明治維新がもたらした人口増
 第二項 欧米にとっての脅威ニッポン
 第三項 希望の大地・ブラジル
 第四項 鈍かった政府の対応
 第五項 解決策としての産児制限
 第六項 「人口危険区域」としての日本
 第七項 米英の謀略?繰り広げられた情報戦
 第八項 生き残り懸けて満州へ
 第九項 人口問題解決策ではなかった満州開拓

第二章 「産めよ殖やせよ」への転換
 第一〇項 人口問題解決のための戦争
 第一一項 産児調節運動の弾圧
 第一二項 閣議決定された人口増加政策
 第一三項 国を挙げての出生増加策
 第一四項 「産めよ殖やせよ」の裏にあった少子化の危機
 第一五項 欧州の「人口戦」に危機感を覚える
 第一六項 軍部が恐れた周辺国との出生率の差
 第一七項 具体的脅威はソ連の人口増

第三章 敗戦後も続いていた“日米戦争”
 第一八項 振り出しに戻った人口政策
 第一九項 日本の共産国化を懸念したGHQ
 第二〇項 少子化はGHQによる「人災」だった
 第二一項 「日本人による産児制限」画策
 第二二項 日本人協力者への接触
 第二三項 優生保護法をめぐる戦い
 第二四項 日本政府懐柔への秘策
 第二五項 日本人の価値観を変えろ―第一ラウンドは米の勝利
 第二六項 “静かなる戦争”の第二ラウンド開戦
 第二七項 「産児制限」を受け入れた吉田内閣
 第二八項 突如のベビーブームの終焉
 第二九項 主権回復と二度目の優生保護法改正

第四章 「家族計画」という少子化推進策
 第三〇項 官民挙げての産児制限大展開
 第三一項 行き過ぎた少子化への懸念
 第三二項 突然訪れた転機

第五章 少子化進めたオウンゴール
 第三三項 政府が少子化推進の大号令
 第三四項 「産めよ殖やせよ」への忌避感
 第三五項 少子化対策を否定した民主党政権

第六章 ようやく動き出した人口政策
 第三六項 「地方創生」という名の人口減少対策

終章―「静かなる戦争」を顧みる

巻末参考資料 一九五一年 参議院での加藤シヅエと吉田茂のやり取り

参考文献一覧

明治期から現代までの出生数他、関連するグラフ

「人口問題」に関連する年表

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