平和への伝言
- サブタイトル
- 町内戦争体験者から
- 編著者名
- 丸子町戦争体験を伝える会 編
- 出版者
- 丸子町戦争体験を伝える会
- 出版年月
- 1996年(平成8年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 22×
- ページ
- 387p
- ISBN
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/Ma54
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
口絵(構成 酒井昭水)
発刊のことば(戦争体験を伝える会会長 田中茂男)
発刊に寄せて(丸子町長 堀内憲明)
発刊によせて(丸子町議会議長 下村敏)
発刊によせて 平和がなにより(丸子町教育長 矢島泰明)
一 戦火の中を
1 大陸(中国)の地で
湘桂作戦の想い出(池内芳雄)
生きて虜囚の辱めを受けず(石井美郎)
北支戦線を回顧して(伊藤千秋)
八路軍 北支の戦いから(小山田仁)
「八路軍」について(解説 小山田仁)
衛生兵従軍記(栗木又男)
飢饉とバッタの大群(齋藤靭市郎)
戦火は婦女子をもまきこんで(鷹野万寿雄)
北支最後の戦闘から(竹花一雄)
2 南方の地で
追憶、軍馬物語(石平徳松)
わかりますか戦争を(小相澤盛雄)
インパール作戦(小井土喜市)
戦友の壮烈なる戦史(小平光徳)
南方の戦いに従軍して(小林男助)
比島沖海戦に参加して(中村喜一)
十八歳の死闘(西沢萬平)
3 従軍看護婦として
血みどろ徹夜の救護活動(大日方きよ子)
日赤救護看護婦として従軍(小山澄江)
4 学徒出陣兵となって
学徒兵の青春譜(小林郷司)
身につまされた母の一言(森恒雄)
5 予科練習生として
悪夢のような一日(小林敏男)
予科練で鍛えられた日々(柴田一郎)
6 国内で
十五歳の海軍志願兵(風間義)
腹が減っては戦はできぬ(藤原功)
手作りの千人針(横山文男)
二 強制抑留をされて
1 シベリアへ
寒さと飢えのシベリアで(伊藤文衛)
シベリアでの奴隷生活(小相沢長三)
私のシベリア抑留記(クガ篇)(小林常八)
一銭五厘の赤紙に召集されて(斉藤善雄)
飢えのみの青春(高柳忠義)
私のシベリア抑留記(長沢善雄)
暗黒の日々(原田千尋)
2 南方で
シンガポールでの捕虜生活
三 戦場で傷つく
1 あの戦いで
俺の血を吸った大陸(上野忠信)
息子を戦場へ送るなッ(工藤林之助)
浜辺に横たわる戦友の遺体(田邊雅司)
殺さなければ殺される(長井喜蔵)
九死に一生を得た戦場(宮下袈裟継)
切断、ああ野戦病院(宮原源治)
悲惨な戦争に傷ついて(山岸新太郎)
2 傷痍軍人の妻となって
屈辱や中傷にも耐えて(青島セツ子)
平和を念じて五十年(井川カツノ)
傷病の夫とともに歩んだ日々(滝沢つね)
目に見えない戦傷(長沢はるゐ)
夫に代わり働いた日々(宮下あさい)
3 傷痍軍人の子として
おし曲げられた父の人生(桜井美佐子)
語ろうとしなかった父の戦傷(杉原清子)
光を失った伯父とともに(比田井文子)
四 無言のみ霊を迎えて
1 わが夫よ
生計を支えた洋裁(小井土きよ)
お巡りさんの温情(関口よし子)
豆腐をつくり頑張った日々(水野益)
薄い葉書の召集令(宮坂志げ)
生きる支えであった軍事郵便(依田又女)
2 還らぬ父よ
今も神棚の奥に父の遺書(滝沢瑛光)
父を返して(滝沢まさ子)
遺児となった頃をたどる(依田安雄)
3 兄よ弟よ
沖縄戦に散華した弟(愛甲ますよ)
兄の悲しき戦病死(青木一之)
敵陣上空の華と散る(清水圭)
帰らなかった兄との別れの朝(白井隼人)
遺骨は「霊」の文字の白紙(永井新)
これが戦争だ(中村忠行)
五 異国の地へ
1 満蒙開拓青少年義勇軍として
墓をあばいて暖をとる(小林朗)
満州を夢見て(白川藤男)
杉皮葺の「日輪兵舎」(望月周三)
2 満州移民開拓団員として
命がけで持ち帰った自決の日の丸(寺沢たま代)
大陸での大地主を夢みて(寺沢正美)
大陸の花嫁(永井かほる)
両親弟妹は大陸の土の中に(山本昭太郎)
3 引揚げの任に当たる
在留邦人を無事に引き揚げさせたわが兵団(岡島充)
4 残留孤児となる
私たち弟妹は残留孤児となって(依田初江)
5 朝鮮(韓国)から丸子へ
在日韓国人として戦後を生きて(申一郎(平山))
六 その時国内では
1 国防婦人会
戦争って悲しいもの(高梨まつ)
「白菊処女会」と私(竹花豊)
2 学徒勤労動員
学徒勤労動員の明け暮れ(酒井昭水)
生と死のはざまの中で(桜井きよ子)
銃後の女学生(中村千枝子)
死も覚悟した学徒勤労動員(福島周)
広大な北海道へ援農隊で(山岸庄一)
3 女子挺身隊
屍を越えて 報道されなかった大空襲(小井土あき子)
4 空襲
艦載機に肝を冷やす(清水まさえ)
終戦の日の朝の爆撃(中村えい)
横浜空襲と戦った日々(大井そう)
東京大空襲(中村光子)
5 学童疎開
学童疎開について(解説)(網谷力)
食糧難、物不足の中で(土屋和)
親元を離された子どもたち(御子柴かずみ)
脱走計画てんまつ記(網谷力)
懐かしく、ほろ苦い思い出の霊泉寺(石松隆夫)
空襲で焼け出されてからの事(遠藤健)
学童疎開の想い出(戸坂海)
信州に集団疎開をして(仁藤迪郎)
私と母の手紙 八月十五日の放送を聞いて(花田桂子)
疎開の思いで(松田房子)
集団疎開児童五十年ぶりの訪問(編集委員会)
十五年戦争戦没者の方々
昭和元年から終戦までの主なできごと
本書に携わった人
あとがき
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