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建物疎開と都市防空

サブタイトル1~10
「非戦災都市」京都の戦中・戦後 プリミエ・コレクション;41
編著者名
川口 朋子 著
出版者
京都大学学術出版会
出版年月
2014年(平成26年)3月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
308p
ISBN
9784876984800
NDC(分類)
393.6
請求記号
393.6/Ka92
保管場所
紹介本
内容注記
文献あり 年表あり 索引あり
和書
目次

序章 建物疎開(強制疎開)と近現代史研究
1 わが国の民防空と建物疎開
2 戦争体験の記録・歴史化のなかで等閑視された建物疎開
3 建物疎開研究の本質的意義と学際的アプローチの必要性
4 京都の建物疎開を研究する意義
5 本書の目的と意義

第1部 民防空と建物疎開
第1章 近代戦における航空機の発達と民防空
1 世界の民防空の歴史とその概念
2 日本の民防空
コラム1 日本の大都市の人口集中率と地形的特徴

第2章 京都の民防空
1 「近畿防空演習」(1934年)の実態
2 防空計画の設定 防空法第1期(1937年4月~1941年11月)
3 国際情勢の変化と防空計画の対応
4 防火・消防の重視とその現実
5 民防空への「疎開」の導入と空襲の現実化

第3章 建物疎開と民防空
1 内務行政としての民防空
2 建物疎開の法則
3 帝都東京の建物疎開

第2部 建物疎開と京都
第4章 京都における建物疎開の実施
1 京都の建物疎開執行機関
2 大都市空襲以前の建物疎開
3 大都市空襲以後の建物疎開

第5章 建物疎開を生き抜いた住民たち
1 除却および移転の実態
2 疎開者への補償
コラム2 両側町
コラム3 学区

第6章 建物疎開の戦後処理 都市空間・都市意識への影響
1 京都における建物疎開の戦後
2 疎開者に対する戦後法的補償
3 現代京都に見られる建物疎開のひずみ 3地域の事例
4 いまも残る、建物疎開の物質的・空間的・精神的影響

京都の戦中・戦後を論じるもう一つの意味 まとめに代えて

引用および参考文献
資料
あとがき
索引