図書グンタイ オ ユウチ セヨ060004970

軍隊を誘致せよ

サブタイトル1~10
陸海軍と都市形成 歴史文化ライブラリー;370
編著者名
松下 孝昭 著
出版者
吉川弘文館
出版年月
2013年(平成25年)12月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
274p
ISBN
9784642057707
NDC(分類)
395
請求記号
395/Ma88
保管場所
開架一般
内容注記
文献あり
和書
目次

近代都市の中の軍隊 プロローグ
身近な軍隊
新しい研究動向
盛んになる研究
本書の構成
陸軍の編成
大隊区・連隊区
海軍の軍港・要港

城跡と陸軍
旧城郭に置かれた軍隊
存城か廃城か
鎮台・営所の設置
東日本の歩兵連隊
西日本の歩兵連隊
歩兵連隊の増設

五つの師団と名城
師団所在地の城郭
軍都広島と城郭
熊本城と兵営
兵営の経済効果
旧城郭の払い下げ

日清戦後の軍備拡張
参謀本部の軍拡構想
日清戦後の陸軍編制
予定地の視察に向けて
新設地選定の基準
新設予定地の変更

陸軍の配備と敷地
「陸軍管区表」の公布
敷地買収の方針

過熱する誘致運動
誘致運動のはじまり
兵営設置を願う地方
静岡市の運動
あいつぐ誘致運動
秋田県の誘致運動
秋田市も乗り出す
六郷町での調査
東京での陳情合戦
六郷町敗れる
受理される献納願
促される献納願
却下される献納願

土地買収をめぐる紛議
陸軍省の恐れ
予定地の変更
幻の福知山師団
動揺する県政
旭川の第七師団
日清戦後の師団の位置
歩兵連隊と旧城郭

日露戦後の兵営誘致運動
なおも続く誘致の動き
日露戦中の師団増設
誘致運動ふたたび
日露戦中から
東日本の誘致運動
高田町の誘致運動
東海地方でも
近畿地方からは
山陰地方では
徳島・佐賀

強硬な陸軍の姿勢
第二三議会
篠山町の運動
松江市長の活動
団隊配備の確定
陸軍省からの指令
あいつぐ献納
かなわない献納願
他との競争の中で
負担減免が認められる
負担額をめぐる紛糾
水戸では
豊橋での紛糾
新しい営戍地

陸海軍と鉄道ネットワーク
日清戦争と鉄道網
軍隊と鉄道
鉄道網の拡張
参謀本部の鉄道構想
日清開戦時の鉄道ネットワーク
日清戦後の軍拡と鉄道
軍港への鉄道

日露戦後の軍拡と鉄道
全国的ネットワークの形成
金沢の駅前と道路
師団通と御幸通
改築される駅舎
実現しなかった新駅

軍隊の立地と水道・「給養」
軍港・軍都の水道整備
水道の普及と都市
横須賀の海軍水道
呉の海軍水道
佐世保の海軍水道
舞鶴の海軍水道
要港の水道
師団・連隊と水道
伝染病のるつぼ
広島の軍用水道
師団所在地の水道

水道敷設の契機
青森市の水道
高崎市の水道
秋田市の水道
松江市の水道
奈良と甲府
小倉市と陸軍省交付金
宇都宮市・高田市では
旭川・月寒の軍用水道
京都・久留米・豊橋の軍用水道
姫路と福知山でも
遅れる水道敷設

軍隊と地域経済
兵営の「給養」
久留米市郊外の変化
師団の経済効果
鯖江の営門前町
月寒・新発田など
御用商人あれこれ
福知山の御用商人
用達会社の設立

軍隊と遊郭
新設される遊郭
「軍隊に遊郭はつきもの」という通年
私娼への警戒
宿場町では
軍隊と遊郭をめぐる問題群
新設される遊郭
あいつぐ新設
横須賀と呉
佐世保では
舞鶴の遊郭
要港でも

遊郭をめぐる反対運動
移転される遊郭
高田・豊橋・久居
日清戦時下の広島では
旭川の遊郭増設問題のはじまり
もえあがる反対運動
舞台は東京へ
廃娼県での置娼論
和歌山・水戸

軍都のその後 エピローグ
大正期の兵営と市民
立ち退く軍隊
見直される軍隊
大正期の軍縮のなかで
軍都のその後
警察予備隊の誘致
自衛隊の誘致

あとがき
参考文献